祝 天皇誕生日

競馬



天皇陛下78歳「被災者の連帯感、心強く」



天皇陛下は23日、78歳の誕生日を迎えられた。
これに先立って文書でご感想を発表し、「今年は災害に明け暮れた心の重い年でした」と振り返られた。
東日本大震災の被災地や避難所を訪問したことについては、「被災者が様々な悲しみや苦しみを抱え
つつも、決して取り乱すことなく、強い連帯感を持ち、互いに助け合って困難を乗り越えようとして
いることが感じられ、そのことを非常に心強く思いました」と述べられた。

 
ご感想は約2600字に及び、東日本大震災や豪雨災害など、自然災害に関する内容に半分以上を割かれた。
平成5年の北海道南西沖地震に触れ、「もしこの度の被災地域の人が、奥尻島津波災害の状況を更につま
びらかに知っていたならば、一刻も早く避難することにもっと力を注ぎ、より多くの人が助かっていたのでは
ないかと残念に思われてなりません」と、防災教育の大切さにも触れられた。

 
11月に気管支肺炎などで19日間入院されたことについては「私の健康を気遣ってくれた人々の気持ちに
対し、謝意を表します」とした上で、「今では発病前の状態と変わらないように感じています」と、順調に
回復していることを明かされた。

 
例年、誕生日前には記者会見が開かれているが、今年は入院の影響でご体調が万全でないことに鑑み、見送られた。

 
23日に皇居で行われる一般参賀では昨年と同様、皇后さま、皇族方とともに宮殿・長和殿のベランダに3回
立たれる予定になっている。


→ http://sankei.jp.msn.com/life/news/111223/imp11122308240002-n1.htm