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北の独裁崩壊を危惧、難民の流入嫌う中国 
脱北者に関する誓約書


中国政府が日本政府に対し、脱北者に関する誓約書の提出を求めたことは、中国側が
脱北者急増を予見させる何らかの情報を得ている可能性をうかがわせる。

 
米議会調査局の報告書などによると、中朝は1986年、「国境地域の国家安全と
社会秩序維持」に関する議定書に署名。互いに不法越境者を引き渡すことになっている。
だが、中国は食糧を求めて越境してくる脱北者を原則的に黙認してきた。
「天国ではないが、地獄よりはまし」と逃れてきた脱北者は3万〜5万人とも、30万人
ともいわれる。

 
中国が態度を硬化させる背景としては、“地獄”の惨状が体制を揺るがすほど深刻化
していることが考えられる。大量の難民が流入した末、北朝鮮の独裁体制が崩壊し、
在韓米軍との緩衝地域がなくなれば中国にとっても痛い。

 
中国外務省の洪磊報道官は8日の定例記者会見で「そんな話は聞いたことがない」と
誓約書の存在を強く否定したが、北朝鮮の行き詰まった末の暴走を抑止するために、
中国が対北支援に力を入れているのは事実。
脱北者の取り締まり強化に応じてもおかしくはない。


→ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111209/plc11120907130005-n1.htm