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「核抑止力」発言 首相は何を学んできたか


菅直人首相が原爆犠牲者追悼に訪れた広島、長崎で「核抑止力の必要がない世界を目指して努力したい」と発言、
核抑止力のない世界に向けて取り組む考えを示した。

 
首相は昨年の広島平和記念式典後の会見では、「国際社会に不確実な要素がある中で核抑止力は引き続き必要」
と語っていた。1年で全く逆といえる認識に転じたのはどういうことか。

 

中国や北朝鮮は核やミサイル能力を増し、10日も北が黄海で砲射撃訓練を行い、韓国軍が対応射撃する事件が起きた。
日本周辺の脅威は増大し、抑止の必要も高まる一方だ。
にもかかわらず、思いつきのように「核抑止力の必要がない世界」とは、非現実的で無責任といわざるを得ない。
核を含む拡大抑止力(核の傘)を日本に提供する米国の不信感も招きかねない。
首相は抑止と防衛の基本を根底から学び直してもらいたい。

 
核兵器を持たない日本は、日米同盟を通じた拡大抑止に平和と安全の基本を委ねてきた。
だからこそ昨年12月、菅内閣閣議決定した新防衛大綱も、「安全保障の基本理念」として「現実に核が存在する間は、
核抑止力を中心とする米国の拡大抑止の信頼性の維持・強化のために緊密に協力する」と強調したのではなかったか。

 
今年6月の閣僚級による日米安全保障協議委員会(2プラス2)でも、「米国が核を含む軍事力で日本の防衛と
地域の平和と安全に関与する」との確約を共同発表で改めて確認したばかりだ。


2009年に「核なき世界」演説を行ったオバマ米大統領も「世界に核があるかぎり、核抑止力を堅持する」と理想と
現実を明確に区別している。
唯一の被爆国たる日本が国際社会で核廃絶に取り組むのは崇高だが、その場合も抑止の現実を無視しては国家安全保障
の基本を損なうことになる。

 
抑止に欠かせないのは核だけではない。
米軍普天間飛行場移設問題で迷走した鳩山由紀夫前首相は昨年5月、沖縄訪問で「学ぶにつけて、米海兵隊の役割が
あって抑止力が維持できるとわかった」と語り、それまでの認識のあまりの稚拙さに国民を唖然とさせた。

 
同盟の抑止力は、核に加えて海兵隊を含む在日米軍自衛隊が一体となって初めてフルに発揮できる。
あの時、民主党政権は学習したはずだった。菅首相はこの間、何を学んできたのだろうか。



→ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110811/plc11081103410000-n1.htm




所詮はその場限りの思い付きでの発言に過ぎませんな。
この管という輩は、ホントに哲学というか一貫性にとことん欠けていましたね。
早いところ、首相官邸から出て行ってくださいな。