尖閣諸島 堂々と主権を主張せよ!

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日中防衛相会談 核心の議論なぜ回避した


北沢俊美防衛相はハノイ梁光烈・中国国防相と会談し、尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件
念頭に日中間の海上連絡体制を早期に確立する重要性を再確認し、戦略的互恵関係を進めることで
一致した。

 
事件を機に現場海域の緊張は高まっており、誤解や誤算による偶発衝突を防ぐ相互連絡体制の早急
な整備は当然といえる。
だが、その大前提は尖閣諸島とその周辺が日本固有の領土・領海である事実を繰り返し明示する
ことではないか。防衛トップの北沢氏が核心の議論を回避したのは到底理解し難い。

 
南シナ海東シナ海で独善的な海洋権益拡大を続ける中国の行動は地域共通の重大懸念である。
これを抑制するには、日米同盟を軸とする毅然たる対応が不可欠だ。
周辺諸国も注視している。北沢氏は共同防衛を強化するとともに、守るべき国益を中国に正面から
伝えるよう認識を改めるべきだ。

 
北沢氏は、初めて開かれた東南アジア諸国連合ASEAN)と域外8カ国の拡大国防相会議の
機会をとらえて現地入りした。

 
ゲーツ米国防長官との日米防衛首脳会談で、尖閣有事の際には日米安保条約の共同防衛義務が
適用されるとの認識を再確認したのは妥当である。
またベトナム、豪州などとの個別会談では、尖閣に関する日本の立場を説明した。

 
にもかかわらず、北沢氏が梁国防相に対し、尖閣に関する立場は「既に伝達ずみで、ここで議論
するのは生産的でない」と問題の核心を論じなかったのは極めて残念だ。
主権を守る政治的意思は常に表明すべきである。
現地入りしながら、拡大国防相会議には安住淳副大臣を代理出席させたことにも首をかしげざる
を得ない。

 
中国側が尖閣を「中国固有の領土」と国際社会に繰り返し宣伝しているのに比べて、日本の
発信力の弱さが指摘されている。
ベトナムが今回の拡大会議を主催した背景にも、多国間の枠組みを通じて中国の力ずくの
海洋進出を牽制する狙いがあるとされる。

 
18カ国の国防相が一堂に会する場で、日本と周辺諸国が共有する懸念を率直に指摘してこそ
防衛トップの重責が果たされ、各国の共感も得られたのではないか。

 
日中防衛交流も戦略的互恵関係も、日本が譲ることのできない領土主権や国益を堂々と展開
しなければ始まらない。


→ http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101013/plc1010130417001-n1.htm


尖閣諸島の漁船激突事件に関して、日本(海保)は何も瑕疵はありません。
シナ側の意図的な暴力団紛いの事件です。
なのに「日中間の海上連絡体制を早期に確立する重要性を再確認し、戦略的
互恵関係を進める」とは何事よ。 単なる空絵事に過ぎませんね。
今後も東シナ海南シナ海を舞台に傍若無人・迷惑千万に横行することが
容易に想定出来るシナの海洋覇権主義には、各国とも毅然とした態度で臨
まなければなりませんね。
シナ以外の太平洋諸国 vs シナ の構図です。
あとはシナが事件を捏造して強硬に国際社会に訴えるのなら、日本は証拠の
ビデオを世界に向けて公開すべきでしょう。
シナ相手に希望的観測や見通しは絶対に禁忌ですよね!


『現実主義者が誤りを犯すのは、相手も現実を直視すれば、 自分たちと
同じように考えるだろうから、それゆえ馬鹿な真似はしないに違いない、
と判断したときである』
(ニコロ・マキャヴェッリ