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『【中国】「北京タクシーの星」あたる確率は
1％以下』
北京ではわざと遠回りするタクシーが多い。
乗車した際に警戒心を研ぎ澄ますようにして以来、
どうも運転手の人柄が、車内の空気に如実に反映していることに、
このごろ気が付き始めた。
乗った途端とげとげしい雰囲気を醸し出すタクシーもある。
ハズレのケースだ。
だが先日のタクシーは「当たり」だった。
車内は実にさわやかな雰囲気。
なるほど、顔写真入りネームプレートの上に
「北京タクシーの星」
と書いてある。
聞くとスターに選ばれるのは約700人。
運転手は10万人いるそうで、確率は1％以下。
激務と聞くが、笑顔を絶やさないので感心した。
ところで一番の問題は、乗るまでは雰囲気が一向に分からないことだ。
結局こちらの敏感な感覚は有効活用されないまま、ハズレと当たりを繰り返すことになる。
