千手観音の手が少ない!

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『お堂開けたら偽物鎮座 千手観音像が盗難』


島田市尾川の寺の観音堂にある千手観音立像が盗まれたと、
28日、島田市職員が島田署へ届け出た。
仏像は市指定文化財で、地元住民の信仰対象となっていた。
観音堂には別の観音像が置かれていて、住職(69)は
「代わりの観音様を置いていくような心があるなら、そっと返してほしい」
と住民らの思いを代弁した。


檀家の話によると、今月7日は異常はなく、26日に掃除した際、
観音堂の西側入り口の鍵が壊されているのに気付いた。
27日に檀家総代(83)に連絡が入り、28日午前、檀家役員で、
千手観音がまつられている厨子を開けた。
観音堂は60年に1度開帳の秘仏とあって、役員は仏像を見ても
本物か偽物か判別が難しかった。
だが、「千手観音なのに手が少ないのはおかしい」
駆けつけた住職は「明らかに違う」と偽物であることを確認した。
立像は室町時代後期の作品で、高さ1メートル1センチ、
幅27.4センチ、かやの寄せ木造り。
残された観音像は木造で高さ60センチと小さく、金色に塗られていた。
本物の立像の手のひらに載っていた「仏頭」など、
観音堂に落ちていた破片を眺め、住職と檀家総代は
「こんなことは初めて。次の御開帳のこともあり、大事にしてきたのに」
と肩を落とした。
島田署は窃盗事件として捜査する。


→ http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20080729000000000022.htm


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