『志位委員長、ラジオで生トーク
『蟹工船』から、国会対応まで』
日本共産党の志位和夫委員長は10日、TBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」にゲスト出演し、次々とコメントしました。
「(共産党の)時代がきましたね。そういう予感がしませんか」
パーソナリティーの荒川さんは冒頭、こう切り出し、
小林多喜二の『蟹工船』ブームにふれました。
志位氏は『蟹工船』が読まれている理由をのべ、
人間を使い捨てにする奴隷的な労働が現代的な残酷さをもって復活するなかで
「この現状を何とかしたい、連帯して活路を見いだしたいという
若者の気持ちが、あの本に向かわせているのだと思います」と応じました。
雇用問題での国会質問などを紹介すると、
荒川さんは「ネット上でも、志位さんは、われわれ若い者の怒りというか疎外感をそっと
引き上げてくれる人、という位置付けになっているみたいですね」と語りました。
『秋葉原事件』
番組は、その日のニュースのうち市民の関心が高い10項目を紹介するコーナーに。
国会での問責決議案をめぐる問題、アメリカ大統領選、投機マネー、
いわゆる「居酒屋タクシー」問題など、多彩なニュースに志位氏が縦横にコメントしていきます。
トップは秋葉原での無差別殺傷事件。番組では「再発防止のために何をすればいいと思うか」
リスナーに意見を求めました。
犯人が派遣で働く若者であったことから、リスナーからは
「派遣の規制緩和は大きな問題。雇用が安定しなければ将来への展望は何も描けない」
といった意見が寄せられました。
志位氏は、事件について、
「どんな社会的な原因があったとしてもああいう犯行は許されないことはもちろんだが、
個人の特殊な問題としてだけ片付けることも許されない。
痛ましい事件をくり返さないためにも、その社会的背景を究明する必要があります」
とのべました。
そのうえで、今度の事件が派遣労働とどういう関わりあいがあるかは断定的なことを
いまいうべきでないが、若者の労働の全体的な状況としては、1999年の派遣労働の原則自由化、
2004年の製造業への解禁が若者の労働の質を決定的に悪くしたと指摘し、
「規制を元に戻していく必要がある」と話しました。
以下(略)
→ http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-06-11/2008061104_02_0.html
「しんぶん赤旗」
少し前までは、「共産党」なぞ気にもしないし、
過去の遺物か遺跡、つまり風化した枯葉のような政党だと思ってまして
オマケに選挙では文字通りのお約束泡沫候補なんですが、
最近は何か共産党の主張が感覚的にシックリきますねぇ w
売国・国賊政治家が巣食い横行する自民党、
不祥事塗れで人材不足に基本は左巻きのダメ民主党に
一票を入れる気がしませんね。
じゃ、共産党に一票か? う〜ん、どうなんでしょうか。
ただ、自民・民主に投票したい候補者がいない場合は
あり得るでしょうか。
次の選挙では、躍進が期待できますかね。
『蟹工船』(小林多喜二著・新潮文庫・1929年発表)
まぁ、テーマは資本家による労働者、それも末端の労働者への
過酷な搾取、並びにその資本家に対して団結して立ち上がる労働者、
なんていう極単純な構図です。
しかしながら、先般の秋葉原通り魔事件の背景
ではありませんが、作品発表から約80年を経て
「蟹缶詰」の製造を「自動車」の製造、
作中に出てくる「監督」を「工場正規従業員の掛長」
に置き換えて読むと、あはは、ホントにスッキリと
実感を込めて読めますね。
このようなプロレタリア文学(小説)が、
今の時代に何でリアルに読めてしまうのでしょうか w
いや、笑い事ではありません ...。嫌な世の中ですね。
【追記2】
「蟹工船」よりも、読んでる途中ですが「党生活者」の方が小説としては面白そうです。
「蟹工船」は如何せん、読んでいながら文字・センテンスを頭の中で画像・動画に想像で
変換するのを拒みたくなる場面が、多々出て来ますからでしょうか ...。
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【追記1】
★現代の「貧困にあえぐ若者たち」をどうすればいいと思いますか?
〜小林多喜二著、蟹工船が現代の若者に共感を呼んでいる事について〜
勝谷誠彦 said
「本当の蟹工船で働けばいい」
「就職に失敗したら手配師に使い捨てにされるのは昔からあった事だ」
「うどん屋の求人で採用しても5人に1人は出勤しない。
(若者は)働く意欲がないのか?」