中央競馬 回顧

[京成杯(G3)]


12頭立て、1着から12着までの差は、時計に換算すると
0.8秒の中に収まってしまいました。
今日はCルメール騎手の冴えた手綱捌きでラストドラフトが
勝ちましたが、同じ顔ぶれで同じコース同じ騎手で再戦すれ
ば、やればやっただけ着順が違うような気がします。
しかし、クラシックを占う上で、この重賞勝利の意味は極めて
大きいでしょう。少なくても、皐月賞出走は確定でしょう。
皐月賞へどのステップを踏むのか、あるいは直行するのかまで
陣営の思惑通りのローテーションが組めますから。
期待したシークレットランは、反応が悪かったですね。
4コーナーに入る前から、内田博騎手の鞭が飛んでましたから。
直線はジリジリと・・・。 見所はありません。
この時期で 500万下を勝っただけとなると、皐月賞TRを使い
上位入着で優先出走権を取るしかないでしょ。
それとも共同通信杯あたりを使うのか ...。
1〜2月の3歳重賞路線は、出走させる陣営は大変でしょうが
見る方にとっては楽しみが増えるような気がします。

冬のイチ押し この一冊

『永遠を旅する者  ロストオデッセイ 千年の夢』


永遠の命をもつ孤独な旅人カイム。
永遠に終わることのない旅の途中に訪れた街や村。
そこで出会った、数え切れない限りある命を持つ人々。
彼らの戦争、騒乱、平和、富裕、貧困、権力、服従
希望、絶望、憎悪、愛、未来、過去などを、カイム
の目を通して紡いだ一期一会の物語の集大成、金字塔。
必読の一冊。


永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢 (講談社文庫)

永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢 (講談社文庫)



『ねぇ、柴田。』


主人公は高校生の女の子、謎めいた美少女、柴田優。
生まれてから中学2年で、今の里親に引き取られるまで、
児童養護施設で育つ。しかし、そのことで周囲の心ない
対応、強烈なイジメがトラウマとなり、イヤフォンで両耳
を塞ぎ他人との関係を絶ち、自分の世界だけに耽るようになる。
自分の育ちを知られない、高校は遠くの進学校に上がった
ものの、やはりトラウマが消えることなく、身上が露呈する
のを恐れ、両耳をイヤフォンで塞ぎ、クラスメートとの関係
を完全に遮断した生活をしていた。
転機が訪れたのは高校2年。クラス替えにより柴田の隣席に
座ることとなった中嶋雄太の存在。
中嶋の朝夕のあいさつに始まり、機を見て柴田に声をかける
ようになって、徐々に柴田は胸の内を開いていく。
柴田が唯一心を許した、中嶋の夭折した双子の妹による
柴田と中嶋が出会う工作も功を奏して...。

――ねぇ、柴田。 (SKYHIGH文庫)

――ねぇ、柴田。 (SKYHIGH文庫)