日曜競馬 展望

[秋華賞(G1)]


現時点で単勝 1.1倍のアーモンドアイ。既に稀代の名牝の名を手に
入れている、歴史的名馬の可能性があります。
オークス秋華賞 組は、テイエムオーシャンカワカミプリンセス
が勝った例があり、第1回秋華賞を勝ったファビラスラフイン
NHKマイルCからの直行で勝ちました。
陣営が最初から決めたローテーションに問題はありません。
アーモンドアイがどれだけ抜けた能力の持ち主かは、私なんぞが
述べる必要もなく、割愛します。
問題は3連系の相手選びですね。簡単なようで難しい。
抜けて強い馬が強い競馬をした場合、負かしに行った他の強い馬が
潰れて、人気薄の馬が突っ込んでくる可能性があります。
スペシャルウィークディープインパクトのダービー、ダイワ
スカーレットの有馬記念など、例は沢山あります。
対抗にはプリモシーンを推します。斤量の恩恵があったにせよ
古馬混合のG3・関屋記念を差し切った姿は、春先の頼りない
プリモシーンではありませんでした。夏を越して逞しくなった
強いプリモシーンを見たいものです。課題は出馬のみ。


3連単軸1頭ながし(取りガミ覚悟で手広く流します)

11→(2・4・5・6・7・8・13・16・18)




[京都12R藤森ステークス(1600万下)]


阪神ダート千四はスタート地点が芝で、ダートコースに出る
までに長く芝の上を走ります。
それが思いっ切り裏目に出たのがコパノキッキング。
ダートでは韋駄天ぶりを発揮できても、芝がここまでダメとはね。
珍しいくらいに芝が合いません。
今度は淀のダート千二。スタートからゴールまで、ずっとダート。
同系との兼ね合いが鍵になりそうですが、恐らくハナを主張する
のがコパノキッキング。楽ではないでしょうが、逃げ切り濃厚。


3連単軸1頭ながし

12→(3・4・7・13・14・15)

秋のイチ押し この一冊

『永遠を旅する者  ロストオデッセイ 千年の夢』


永遠の命をもつ孤独な旅人カイム。
永遠に終わることのない旅の途中に訪れた街や村。
そこで出会った、数え切れない限りある命を持つ人々。
彼らの戦争、騒乱、平和、富裕、貧困、権力、服従
希望、絶望、憎悪、愛、未来、過去などを、カイム
の目を通して紡いだ一期一会の物語の集大成、金字塔。
必読の一冊。


永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢 (講談社文庫)

永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢 (講談社文庫)



『ねぇ、柴田。』


主人公は高校生の女の子、謎めいた美少女、柴田優。
生まれてから中学2年で、今の里親に引き取られるまで、
児童養護施設で育つ。しかし、そのことで周囲の心ない
対応、強烈なイジメがトラウマとなり、イヤフォンで両耳
を塞ぎ他人との関係を絶ち、自分の世界だけに耽るようになる。
自分の育ちを知られない、高校は遠くの進学校に上がった
ものの、やはりトラウマが消えることなく、身上が露呈する
のを恐れ、両耳をイヤフォンで塞ぎ、クラスメートとの関係
を完全に遮断した生活をしていた。
転機が訪れたのは高校2年。クラス替えにより柴田の隣席に
座ることとなった中嶋雄太の存在。
中嶋の朝夕のあいさつに始まり、機を見て柴田に声をかける
ようになって、徐々に柴田は胸の内を開いていく。
柴田が唯一心を許した、中嶋の夭折した双子の妹による
柴田と中嶋が出会う工作も功を奏して...。


――ねぇ、柴田。 (SKYHIGH文庫)

――ねぇ、柴田。 (SKYHIGH文庫)