有馬記念 回顧

競馬

[有馬記念(G1)]


強い、いや強過ぎましたね、ダイワスカーレット
いつものように好スタートを切って、少し懸念された外枠も何のその
難無くハナを切ってのマイペースに持ち込みました。
後続も、アサクサキングスは競りかけず(やや出遅れ気味)、
カワカミプリンセスメイショウサムソンも直後に付けて、
真っ向からの力勝負に持ち込む腹でしたね。 武豊横山典らしいです。


有力処は前団から中団で、ダイワスカーレットを見ながらの競馬。
ダイワスカーレットは淡々と、途中13秒台を2回出しつつ息を整えて
後半に備えます。 向こう正面で、勝利はほぼ確定でしたね。
観ていて、1週目のホームストレッチで、ほぼ勝てると思いましたもん。
問題は、何故か後ろを走るマツリダゴッホ orz


強い、それも抜けて強い馬が、その実力をフルに発揮した時には
その強い馬に真っ向立ち向かった有力馬達が潰れるのは、
代わりに人気薄の気楽に乗った馬が食い込むのは、珍しい事ではありません。
つ〜か、条件戦でもよくあります。
事実、4コーナーまで待てずにダイワスカーレットに真っ向勝負を挑んだ
カワカミプリンセスメイショウサムソンにその他の有力馬は、お約束通り
直線で馬群に沈みました。 完全に力負けです。
中ではエアシェイディドリームジャーニーは、自分の競馬に徹したのが
功を奏して上位入選。 力のあるところを見せてくれました。
ただ、それ以上に最低人気からか、お気楽に開き直って最後方を進み
直線では大気圏外ともいえる大外を回って、前にいた12頭をゴボウ抜きした
アドマイヤモナークは、全く余計なことをされました ...。
川田よ、KY! www
実はな、川田よ。 13−6、13−11の馬連も持ってたんだぞ・・・。
おまけに、6Rでも人気薄を連れてきやがって!
余談ですが、今日は「1着−3着」馬券が、てんこ盛りでしたね orz


しかし、ダイワスカーレットは強い!
歴史的名牝、順位付けは難しいでしょうけど、柏木集保氏が指摘するように
「ベスト3」は確定でしょう。 
これで12戦8勝(2着4回)、G1が4勝、重賞が6勝。
牡馬を交えても、相当上位にランクインしてもよいのでしょうね。
ダイワスカーレットウオッカを輩出した、現4歳牝馬
現時点では間違いなく、日本競馬史上最強の牝馬世代でしょうね。
ダービー、安田記念天皇賞(秋)を制したウオッカ
牝馬として37年ぶりに有馬記念を制したダイワスカーレット
この2頭をリアルタイムで見られる事は、競馬ファンとしては幸せなことでしょう。
後年、競馬ファンの後輩に「あの時のあの2頭の牝馬はなぁ・・・」などと
蘊蓄を垂れる機会があるかもしれませんね。


それにしても、どうよ、このラップ


6.9 - 11.2 - 11.9 - 11.2 - 11.9 - 13.0 - 13.2 - 12.4 - 11.5 - 11.9 - 12.0 - 11.7 - 12.7


2.31.5(上がり3F:36.4) 最速の上がりでもアドマイヤモナークの35.8。
正に、肉を切らせて骨を断つ、強い逃げ馬による強い競馬でした。


来年もダイワスカーレットウオッカは現役続行です。
海外遠征プランもあるそうです。
来年も、この2頭の名牝には楽しませてもらえそうです。



今日で各種リーディングが確定しましたが、この話題はまた今度。
あ、もう来週の日曜日には「中山金杯」です。
落ち込んでる、感慨にふける時間もそうは無さそうですね。