この秋の一冊

競馬

お勧めの一冊です。 別に秋に限りませんが。
私の下手な紹介文、書評を読むより、リンク先の
レビューを是非、ご一読願います。

永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢 (講談社文庫)

永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢 (講談社文庫)



『ねぇ、柴田。』
主人公は高校生の女の子、柴田優。
生まれてから中学2年の、今の里親に引き取られるまで、児童養護施設で育ち、
そのことで周囲の心ない対応がトラウマとなり、イヤフォンで両耳を塞ぎ自分
の世界だけに耽るようになる。
自分の育ちを知られない、高校は遠くの進学校に上がったものの、やはり
トラウマが消えることなく、身上が露呈するのを恐れ、両耳をイヤフォンで
塞ぎ、クラスメートとの関係を完全に遮断した生活をしていた。
転機が訪れたのは高校2年。クラス変えにより柴田の隣席に座ることとなった
中嶋の存在。中嶋の朝夕のあいさつに始まり、機を見て柴田に声をかける
ようになって、徐々に柴田は胸の内を開いていく。
柴田が唯一心を許した、中嶋の夭折した双子の妹による、柴田と中嶋が出会う
工作も功を奏すが...。


――ねぇ、柴田。 (SKYHIGH文庫)

――ねぇ、柴田。 (SKYHIGH文庫)