過剰な期待は禁物

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日経平均は反落、日銀ゼロ回答で失望感広がる



東京株式市場で日経平均は反落。前場は前日終値を挟んで方向感に乏しい展開だったが、
正午前に日銀金融政策決定会合での金融政策の現状維持が伝わると先物主導で下げ足を速めた。



現物株の商いが乏しいなかで、週末のメジャーSQ(特別清算指数)算出を前に先物市場での
思惑的な売買に振らされたという。一方、パルプ・紙や建設、金融など内需株の一角に押し目
買いなどが入り、下値は限定された。



日銀金融政策決定会合では市場の一部で期待されていた資金供給オペの期間延長や上場投資信託
ETF)・不動産投資信託(REIT)の買い入れ資金の積み増しなどが見送られ、「事実上
のゼロ回答となり失望感が広がった」(国内証券)という。
外為市場ではドル/円が一時98円を割り込み、日経平均先物は昼休み時間中に1万3150円
を付ける場面があった。



後場には日経平均が一時、前日比で200円を超える下げ幅となり、1万3300円を下回る
場面もあった。ただ、ドル/円が底堅く推移したことなどでトヨタ自動車ソニーなど輸出株の
一角が買い直されたほか、一部内需株への買いが下値を支えたという。
東洋証券・投資調査部ストラテジストの土田祐也氏は「SQを控え先物市場での需給要因で売ら
れたが、現物株では下値を拾う動きも出ている。今後は米連邦公開市場委員会(FOMC)など
の海外要因に対する思惑が広がりそう」と指摘した。


東証1部騰落数は、値上がり473銘柄に対し、値下がりが1174銘柄、変わらずが70銘柄だった。



→ http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE95A05G20130611



>資金供給オペの期間延長や上場投資信託
>(ETF)・不動産投資信託(REIT)の
>買い入れ資金の積み増し
これを「ゼロ回答」と捕える神経が分かりませんよね。
勝手に根拠の薄い期待して、それがないと先回りで
買っていた向きが売り浴びせ。その主役がやはり
日経平均先物の売買ですね。
個人投資家の悩ましいところは理屈では否定的でも
彼らの行動様式・思考回路を察して、同じような投資・
投機に回らざるを得ないことでしょう。
今日も東証一部の売買代金が3兆円未満でした。
長期的展望に立つ機関投資家の模様眺めが続きます。
今の日本の株式市場は、海外、特に米国の金融政策に
一喜一憂が続きそうですね。