メガショック?

競馬

bakenshikabuya2007-03-01

今朝にかけての米国株式市場の戻りの鈍さ、経済指標の悪さ、CME225指数などにより
また中国株、アジア株の続落も相まってか、3営業日連続の続落。
日経平均株価は、一時は300円を超す下落。 が、終盤は下げ渋って下ヒゲを残す格好に。
My みずほFG(8411)は大引け近くに売られて▲3,000円の827,000円也。
地合いを考えれば健闘の部類か?
買値(825,000円)と比較すればプラスだろうけど、甘い! 実はこの時点で既にマイナス収支。
売った場合の売買手数料10,500円を上乗せすると、1株当たりの単価は827,100円なんだから。
リスクを取ってマイナスじゃあねぇ。 でもさ、株やってるって何かと面白いですよ(笑)。


しかし、そんな株式市場の下落なぞモノともしないようなショッキングな出来事が ...。
朝、何気なくIEを起動してポータルサイトのYahooを開くと ...。
『国循センター、ICU医師が全員退職へ』だもんね。 目が点状態、『はぁ???』
医療崩壊問題とその進展については、あちこちの医師のブログ等で知ってましたけど、
この事件は流石の医師達もショッキングだったようです。
そりゃそうでしょう、三大疾病の一つである心臓病専門のナショナルセンター存続の危機ですもんね。
以下、その概要記事。


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国立循環器病センター(大阪府吹田市)で、外科系集中治療室(ICU)の専属医師5人全員が、
3月末で同時退職することが28日、分かった。
同センターは国内で実施された心臓移植の半数を手掛けるなど循環器病治療の国内最高峰で、
ICUは心臓血管外科手術後の患者の術後管理・集中治療を受け持ち、診療成績を下支えしてきた。
同センターはICU態勢の見直しを検討している。


同センターによると、ICUには5人の専門医が所属。所属長の医長を含む2人のベテラン医師が辞職を
表明したのをきっかけに、指導を仰げなくなる部下の3人の医師も辞職を決めたという。


ベテラン医師2人は辞職の理由を「心身ともに疲れ切った」と説明しているという。


同センターのICUが対象とするのは、先天性心疾患や冠動脈・弁疾患、心臓移植、大血管疾患など
さまざまな心臓血管外科系の難病患者。成人だけでなく小児も対象とし、
外科手術後の患者の最も危険な時期の全身管理や集中治療を24時間態勢で行ってきた。


ICUの入院病床は20床で、年間1100症例を超える重篤な患者を受け入れ、
常に患者の容体の急変に備え、緊張を強いられる環境にあった。


同センターは、5人に残るよう慰留を続けているが、辞職の決意は固いという。


このため4月以降は、他部署からICUの専属要員を確保するものの、ICUでの患者の
超急性期管理・集中治療は、執刀した外科チームが責任を持って行う態勢にすることを検討している。


同センター運営局は「特にベテラン2人に代わる人材はおらず、これまでのように執刀チームとICU
分業ができなくなる。しかし、手術件数を減らしたりICUでの管理が不十分になるなど患者に影響を
与えるようなことはない」と話している。
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地方病院の内科・産科・小児科等の医師の引き上げなどによる、地域医療の崩壊は既存の出来事ですけど
日本医療界の最高峰のナショナルセンターでの、このような出来事ですもんね。
地元である千葉県内の病院群も、内科医総辞職による病棟閉鎖&患者転院、救急科閉鎖、etc
なんかありますけど、いやぁ、国循までねぇ。
「医師は足りている、その偏在が問題だ」とその誤った主張を決して訂正しようとしない、
厚生労働省(厚生省)の罪深さは、キャリア官僚全員斬首刑ものでしょうか。


医療崩壊の一翼を担っているのは、患者でもあるみたいですね。
医師のブログや某巨大掲示板に書かれている、問題患者の言動は想像を絶するものがありますね。
必要以上の過大な権利意識は、結局は教育行政の失敗なんでしょうかしらね。
23:00

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書き忘れましたが、確かに権利意識が強過ぎる勘違いな患者さんが多くなったのは、何となく分かります。
でもね、権利意識が強い患者を凌駕する特権意識や無意味なプライドが強い医師も
少なからず存在するのも経験則として知っています。
お受験、偏差値主義、などの弊害なんでしょうか?
「この口調でこのような事を伝えたら、相手はそれをどう受けとめるか」という発想が
徹底的に欠如しています。 結果的に病状等説明後の深い怒りを買う結果になるだけです。
しかし、何で医師と患者がお互い恨まねがならないような世の中になったかねぇ?