＜都議会＞低姿勢の舛添知事
議場は憤り、失笑、ヤジ、怒号
https://www.youtube.com/watch?v=KLKnxF0KLeI:movie,w600
与野党から厳しい批判 「説明責任果たさず」「知事失格」
「説明責任を全く果たしていない」「知事失格」−−。
東京都の舛添要一知事の「公私混同」疑惑が初めて都議会で追及された７日、与野党とも厳しい批判を
浴びせた。舛添氏は終始低姿勢で「ルーズになっていた」「心を入れ替えたい」と繰り返したが、
疑惑について具体的な説明はなく、
傍聴した都民からも憤りが聞かれた。
トップバッターで質問に立った自民の神林茂議員は「私は怒っています。都民も議員も職員も」と切り
出した。自民は「弁護士による調査結果を見て対応を決める」としていたが、政治資金の一部支出は不適切
だが違法性はないとした「グレー」な調査結果を受け態度を一変させた。
「あまりにせこい」
「家族旅行のために政治資金を使ったと疑われても仕方がない」と批判する度に「そうだ」の合いの手が
与党席から響く。神奈川県湯河原町の別荘売却表明を「別の湯治場に引っ越すのではないか」と皮肉ると、
議場に失笑が広がった。
舛添氏は質問冒頭こそ恐縮した様子で頭を下げたが、その後はどの議員が質問に立っても目を伏せ、ほとんど
身じろぎしなかった。１日の所信表明を「原稿を読んでいるだけ」と批判されたためか、この日は頻繁に視線
を上げ「（海外出張の妥当性などを指摘してきた）都議会の声に十分耳を傾けず今回の事態を招いた」「誤解
を招かないようにしたい」と反省を強調した。
しかし、正月に千葉県木更津市のホテルで家族と宿泊中、会って会議をしたという相手の氏名を答えないなど、
新たな事実説明はしなかった。政治資金で購入した美術品は「私物とは別々に管理している」、公用車で別荘
に向かう際に自宅に長時間立ち寄っていたことにも「資料を取りに行った」などとこれまでの説明を繰り返し、
具体的な証拠は明らかにしなかった。ヤジで答弁の声がかき消される場面もあった。
質問に真正面から答弁しない姿勢に、議場からは「どうして答えられない」「（別荘を）売ればいいという問題
じゃない」などの怒号が続いた。
続いて、公明の上野和彦議員が登壇した。総務委員会での集中審議を開催し、舛添氏を一問一答形式で追及する
ことには慎重な姿勢を見せていた公明。しかし、上野議員は「都民から辞職を求める声が上がっている。出処進退
は自ら決めるべきだ」と迫った。これに対し舛添氏は「議会を通じて説明責任を果たしたい」と返した。
代表質問は計２００人以上が傍聴した。同じ内容の答弁の繰り返しに、東京都調布市の会社員、澤井慧さん（３２）
は「台本ありきのやり取り」とあきれ顔。新宿区の無職男性（６５）は「第三者のお墨付きをもらったという繰り
返しだけ。自民も言葉は勇ましいがガス抜きを狙っているみたい。（強い調査権限を持つ）百条委員会を設置して
政治団体の元会計責任者と、木更津市のホテルで会ったという出版社の社長を呼んでほしい」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160607-00000103-mai-soci
自民も、参議院選挙が近い、代わりになる知事候補がいない
などと舛添知事を追及するに及び腰でしたが、余りの批判の
渦に、同類と思われるのがマイナスだと、やっと気づいたよ
うですね。自民代表質問にもあったように一連の事件を一言
で言ってしまうと
「余りにせこい」
に集約されてしまう気がします。
人間性を疑われても仕方ないせこさですもんね。
これで都議会は舛添知事に対して、オール野党になってしまい
ました。もう時間の問題だと思いますけどね。
