日曜競馬 回顧

競馬


[宝塚記念(G1)]



ホントに競馬って何が起こるか分かりませんねぇ。
牝馬三冠にジャパンカップを制したジェンティルドンナ
ダービー2着にて、日経賞から天皇賞(春)を制したフェノーメノ
直線半ばでは、あぁやっぱりこの人気実力3頭で決まりだなと思ったら…。
白い馬体を内田博幸騎手の鞭に応えて、突き抜けるゴールドシップ
この馬の勝ちが確定すれば、残るは2、3着馬。
前を行くダノンバラードに襲い掛かりそうでしたが、脚が残ってません
でしたね。末脚不発でした。
粘り腰で二の脚を使ったのはダノンバラードの方でした。
ダノンバラードフェノーメノジェンティルドンナの前で入線するなど
ほとんど大気圏外の予想。
中山記念日経賞、そして鳴尾記念を負けて出てきた馬と、結果的に
届かなかった2頭とは格が全然違いますもんね。
それを補ったのが川田騎手の好騎乗ですね。 乗れてますから。


12.7 - 11.0 - 11.0 - 11.9 - 11.9 - 12.0 - 12.3 - 12.4 - 12.7 - 12.7 - 12.6

最初の1000m:58.5
中盤の1F:12.0
最後の1000m:62.7
勝ち時計 2:13.2


前後半で4.2秒も違うハイペースですね。
が、しかし2:13.2の勝ち時計は、過去10年の宝塚記念の中では
随分と遅い方でしたね。
フェノーメノジェンティルドンナは、このような競馬が初めてで
慣れてなかったのかもしれません。
最後の2Fくらいまでは、シルポートの時計です。
離れた後方にいた2頭は、もっと楽に先行出来たハズなんですけどね。
やはり確固たる逃げ馬がいると、レースが引き締まりますね。



ゴールドシップですが、スタートをキメて、本来なら2完歩、3完歩目が
遅く、ここで後れを取ってしまうのが、これまでのゴールドシップですが
何とスタートを決めたら先行策を取りました。
戦前から囁かれた先行策を本当に、果敢に攻めの競馬に転じました。
4コーナーから手綱を動かしましたが、これはいつものこと。
スパートをかけると弾けるようにゴール板を駆け抜けました。
ややもすれば消耗戦に体力勝負なら、負けません。
後続に3-1/2 差は、もはや圧勝と言ってもいいでしょう。
オルフェーヴルがいても、いい勝負になったことでしょうね。


http://www.youtube.com/watch?v=lmOg7ZVYwqc:movie,w600