影の支配者の反応は?

競馬

トランプ氏の「米国第一」
世界に波紋 国民の不満代弁



「私が大統領になったら、最初の100日間は、この国を不安定にさせるような
ことはしない」
ライバルが撤退を表明し、実業家のトランプ氏(69)が米大統領選の共和党候補
となることが確実となった3日、「速報」が米国内を駆け巡った。



ニューヨーク・タイムズのインタビューだったが、「不安定にさせない」との発言
があえて速報されるほど、過激な発言を繰り返してきたトランプ氏に米国内も敏感
になっている。

 


イスラム教徒の米国への入国禁止」発言にはキャメロン英首相が「不和を呼び、
愚かだ」。不法移民を強制送還し、国境に「万里の長城を築く」と言われたメキ
シコのペニャニエト大統領は、ヒトラーになぞらえて非難した。

 


米メディアも、異端児の外交方針を注視する。CNNの司会者が4日のインタビューで
問いただしたのが、日韓の核保有だった。
司会者 「あなたは日韓が核保有国になることに心構えはできていますか?」
トランプ氏 「できている。我々は他国を防衛しており、彼らは対価を払うべきだ。
そうでなければ、彼らが自力で防衛すべきだ」

 


財政難などから「米国は世界の軍隊や警察官をする余裕はない」と強調するトランプ氏は、
駐留米軍経費について「同盟国が全額負担すべきだ」と主張。
アメリカ・ファースト(米国第一)」を掲げる。



アフガニスタンイラクの二つの戦争の後遺症を引きずり、約19兆ドル(約2037兆円)
の債務を抱える米国。格差が拡大する中で、「なぜ自分たちの暮らしより外国の支援を優先
するのか」という不満がふくらむ。常識外れに見えるトランプ氏の「米国第一主義」だが、
米国民の鬱積(うっせき)した感情を代弁したものでもある。

 


変わりつつある米国民の意識が、トランプ氏を大統領の座に近づけている。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160508-00000026-asahi-int


まぁ、そうですね...。
世界の警察官の代償は、それを支払い続ける国民には
疑問視の考えが浮かんでも不思議ではありません。
昔から言われていることですが、米国を支配しているのは
大統領でも連邦議会でもなく「軍産複合体」の存在と
言われています。
軍産複合体の権益・利権は米国本土に限らずに、世界中に
広がっています。
さて彼らの支持を取り付けられるかどうか...。




軍産複合体
(Military-industrial complex)wikiより転載
軍需産業を中心とした私企業と軍隊、および政府機関が形成
する政治的・経済的・軍事的な勢力の連合体を指す概念。
この概念は特に米国に言及する際に用いられ、1961年1月、
アイゼンハワー大統領が退任演説において、軍産複合体
存在を指摘し、それが国家・社会に過剰な影響力を行使する
可能性、議会・政府の政治的・経済的・軍事的な決定に影響
を与える可能性を告発したことにより、一般的に認識される
ようになった。
米国での軍産複合体は、軍需産業国防総省、議会が形成
する経済的・軍事的・政治的な連合体である。



ドワイト・アイゼンハワーは、WW2時の連合国最高司令官
NATO軍最高司令官を務めた骨の髄までの軍人。
その彼が大統領退任に際して、米国人に警鐘を発せざるを
得ないほど、軍産複合体の影響力に危惧、危機感を持ちました。
米ソ冷戦時代、ベトナム戦争、ポスト冷戦時代、中東・・・。
彼らは常に影から表から、米国を支配してきました。
落合信彦氏によれば、かのジョンFケネディ、弟のロバート
ケネディを葬ったのも、軍産複合体の力だそうです。
軍産複合体の話をしたら1冊の本になってしまいますので、
詳しくは以下の文庫本をご覧ください。
このようなことに興味のある方なら、読んで絶対に損は
しない1冊です。


決定版二〇三九年の真実 (集英社文庫)

決定版二〇三九年の真実 (集英社文庫)