土曜競馬 展望

競馬

[復讐は感傷的に] 三日市零著


 大手メーカーの会長・磯田孝之助が起こした交通事故の裁判は、真実が捻じ曲げられ十分な求刑がなされずに終わった。司法に限界を感じた衿須鉄児は弁護士を退職。「合法復讐屋」エリスとして生き始めた衿須の前に現れたのは、件の事故で父親を亡くした少女・楓だった。そして二年後。「秘書」メープルとしてエリスの事務所で働く楓のもとに「孝之助が殺された」というニュースが…。



 三日市零氏の「復讐は〜」リーガルミステリーシリーズも3作目。1作目は既読でご紹介もしましたが、メープルこと少女・佐藤楓がなぜ合法的復讐屋事務所の秘書になったのか、その顛末が知りたくて2作目を飛ばして3作目を読みました。元弁護士で合法的復讐屋に転じたエリス(衿須鉄児)と、事務所の小学生秘書である佐藤楓の出会いからその後の物語です。
 直前に読んだ「獄門島」(横溝正史著)が終戦直後の話で題材が重かったからでしょうが、「獄門島」がステーキのウェルダンで噛み応えがあるとすれば、この物語はお茶漬けのようでサラサラ読み終えてしまいますね。2019年池袋暴走事故をモデルにしたような不幸な事故で父親を亡くした少女・楓が、決死の覚悟を以て父親の復讐を誓いエリスの門を叩きます。物語の結末は少し斜め上に飛ばし過ぎでしたが、このシリーズは、秘書のメープルこと楓のキャラクターで持っているような作品かもしれませんね。
★★★☆☆



[TVh賞(3勝クラス)]


 先週は土日の前日予想が的中しました。今週もそのノリで頑張っていきたいものです。
 新潟・中京・札幌開催です。夏競馬から真夏の酷暑競馬へと突入ですね。中でも中京競馬場の夏の暑さと冬の寒さは異常らしく、夏季休暇中のルメール騎手は夏の中京と冬の中京では絶対に乗らない、と公言しているくらいです。そして今週から、新潟・中京はレース時間が変更になりまして、昼まで5レースを消化、その後は午後3時からという発走スケジュール。最終レースは18:30と、どうせなら午後3時から始めて地方競馬のように夜9時前くらいまでのナイター競馬をすれば良いと思うのですが、どうでしょうか。地元対策等、何かと色々あるのでしょうけど、中央競馬も夏限定でもナイター競馬をして欲しいものです。
 南関東で唯一ナイター競馬を実施していない浦和競馬も、徐々にレース時間を後ろ倒しにして最終は19:30です。ナイター競馬と公言出来るまであと少し。中央競馬も見習って欲しいですね。中央競馬のナイター開催こそ、私の夢の一つです。浦和で出来るのなら、中山・東京で出来ないハズはありません。


 夏の札幌開催の開幕週・初日。洋芝は絶好のグリーンベルトで1分7秒台半ばの決着でしょうか。時計のない馬には苦しいでしょう。現時点ではサウスバンクが単勝1.4倍という物凄い支持を集めていますが土曜日のメインの頃には、オッズも変わるでしょう。
 ここは3歳◎ロジケープでイケるハズです。定量戦で3歳牡馬55キロはやはり有利ですね。冬の中山で57キロを背負い1:07.7で駆けられるのなら、1分7秒台前半の決着でも対応可能と見ます。
 相手は、内枠の方から
 逃げ・先行勢が揃い内から差す競馬、札幌実績でシカゴスティング
 持ち時計1位で無理に逃げずに絡まれなければサウスバンク
 小頭数で差し馬に不利はなく枠を活かせればルーフ
 千二のペースに慣れたここでロードカナロア産駒メルトユアハート
 自己条件に戻ってフルキチこと古川吉洋騎手のクリエープキー
 先行力で僅差続き、少しラッキーがあればパクスロマーナ