『透明な少女が死んだ』櫻井千姫著
「この街であの子が消えても、誰も知らない」
社会の片隅、ひとりぼっちで死んだ少女。
「誰」が彼女を殺したのか……。
戸籍のない少女の「生」の軌跡を、女性ジャーナリストが追う!
――衝撃の結末まで、目を背けるな。
ある夏の日、ひとりの少女が死んだ。
山奥に遺棄され死後二週間が経過した遺体は、無戸籍児であったがゆえに身元判明まで長い時間がかかった。
社会の片隅に消えた透明な少女は、何を思い最後の日々を過ごしたのか。
ジャーナリストの磯野みちるは独自取材の末に残酷な真相へと辿り着くが……。
堕ちた少女の切なる「祈り」が胸をえぐる、恐るべき真実をはらんだ問題作!

久しぶりの新刊本です。
山奥で少女と見られる遺体が見つかり、子ども食堂でボランティアをしているジャーナリストのみちると、元刑事で探偵の片倉の元に、中学2年の娘が行方不明との捜索依頼があり、2人はこの真相を追っていく。
お嬢様学校に通い母親による異常なまでの束縛に従い友達もいない中学生・沙霧と、家出して中学生で子供を産んだ救いようのなく自ら社会のドン底に落ちていくことを運命と諦める母親と暮らす無戸籍のカスミとの出会いが、最悪の方向に二人の運命を大きく変えていきます。この2人が出会ってしまった事で、結果的に2人とも取り返しのつかない事になりました。方や親バカを極めた偏った愛情の束縛で日々の生活に疑問を持ちながら生きてきた沙霧、戸籍すらないことで社会的には透明人間に近いカスミ、この二人の過ごす時間はかけがえのないものになっていきます。
自らの落ち度を、そうは絶対に考えない身勝手極まる2人の母親に振り回される2人の少女の物語です。内容的には、かなり重く暗い内容ですが、児童相談所と治安と法に従い執行する警察が機能しないとこうなってしまうという物語。現在も新宿歌舞伎町の「トー横」には、このような少女たちが現実として存在することは、十分に考えられることですね。
[TVh杯(3勝クラス)]
先週の函館記念の裁決に、余程腹が据えかねた藤原英昭調教師が、日本中央競馬会競馬施行規程に基づく不服申し立てをしました。不服申立ては、近日中に裁定委員会において審理されることとなります。馬券の払い戻しに関係なく、この審理は注目を浴びるでしょう。ネットでもこれでは走行妨害はヤリ得じゃないかという厳しい意見が多勢を占めています。藤原英昭調教師のみならず、競馬ファンが納得のいく結論が出るのでしょうか?
福島メインは、誰がどう考えても1強ムードですね。強い馬が強い競馬をした時こそ、穴馬の台頭が期待できます。
なので、函館メインを見ていきましょう。
短距離千二・3勝クラスなのに前々で競馬をする馬が少ないですね。というか、後ろから差してくる馬が揃いました。そしてハンデキャップホースも目立ちます。このTVh杯は、過去10年で開催時期もバラバラで、定量・別定戦にハンデ戦と条件まで年によって違います。今年は定量戦ですね。強い馬が勝ってくれというレースでしょうか。
馬場の発表は良馬場ですが、含水率は稍重程度です。しかし、今の函館はこの程度ならスピード競馬でしょう。スタートが早く、持ち時計も断然の函館出身・丹内騎手の◎サウスバンクに期待します。洋芝は初めてですが大丈夫でしょう。前走のような競馬が出来れば、突っついてくる馬もそう見当たりませんので逃げ切り濃厚と見ます。
相手は、4枠に入った3歳馬のサンビスタの仔アンジュプロミスとマーブルパレスが本線ですね。
その他では、
テンのスピードなら互角でドゥアムールの先行力
セントウルステークスでは4番人気に押されたエコロジーク
函館得意で昨年のHTB賞だけ走ればエヴァンスィート
前走は終始チグハグで競馬にならなかったメルトユアハート
もう1頭は、当日のオッズ次第でしょう。
