[エリザベス女王杯(G1)]
しかし、本当にG1レースなんですかね ...。
17頭中、オープン1勝馬が10頭、2勝馬が1頭、3勝馬が1頭で、残り
5頭はオープン未勝利馬という顔ぶれですよ。
1番人気のレガレイラですら、オープン勝ちはホープフルステークスの1勝
のみです。
レガレイラは、確かに春は皐月賞・日本ダービー路線を歩みましたが、人気
になりながら、結果を残すことは出来ませんでした。
レガレイラの欠点は、もう皆さん先刻ご承知の通り、ゲートの出の悪さであ
り、それ以上に1~3完歩目の遅さです。どうしても後ろに置かれてしまい
ます。ルメール騎手もインタビューでは、ミドルポジションを ...、とは発言
してましたが、まぁ、無理でしょう。位置を取りに行けば行った分、自慢の
末脚が鈍る可能性もあります。ここはホープフルステークスのような2歳限
定のG1ではありません。それに、前走は中京での3歳限定の重賞で届きま
せんでしたが、京都外回りコースは一見、直線が長いようで実はそうでもあ
りません。Bコースなら398.7mしかありません。中京は412.5mです。
ん~ん、どうなんでしょうか。こればかりはやってみないことには分かりま
せんけどね。そして京都は初コースになります。力は認めても2番手までに
押さえます。
代わりにと言ってはナンですが、本来であればこのくらいの距離が合ってい
る、クリスチャン・デムーロ騎乗の◎スタニングローズを本命に推します。
言うまでもなく秋華賞馬にして、重賞3勝、オークスではスターズオンアース
の2着の実績もあります。レガレイラを尻目に前々での競馬で、結果を残して
くれると考えます。
相手筆頭はレガレイラ。そして新潟の659mの直線でも我慢が効いたシンリ
ョクカの先行力、確実に差してくるシンティレーションの末脚。
その他では、昨年は惜しい4着のライラック、末脚だけならレガレイラに引け
を取らないルージュリナージュ、番外編でも天皇賞(春)では3番人気だった
ライアン・ムーアのサリエラ、この相手ならイン突き岩田のモリアーナまで押
さえます。