マズイ中華料理は致命的か

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「高くて激マズ」北京五輪の食事で露呈
した中国衰退と財政危機
人工雪で「貴重な水」を失う“異常政治”


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北京冬季五輪は、過去の五輪と比べて次のような点で目立つ存在だ。


1. 各国首脳の出席者が少ない
2. 選手村や報道陣の食事内容が粗末で値段が高い


これらの問題は些末な問題に見えるが、決してそうではない。
中国の国際社会における閉塞状態が各国首脳の出席を減らしている。
また、中国が財政的に逼迫化してきた前兆が、食事が高価で粗末になって
いる背景に窺える。
従来であれば、安価でおいしい食事の提供になるはず。それが、予算不足
で思わぬ結果を招いているのであろう。
これでは、習氏が狙う国威発揚と逆行するであろう。


<(1)各国首脳の出席者が少ない>
ブルームバーグ通信』の計算によると、北京冬季五輪開会式に出席した
国々のGDP合計は、世界の6%に過ぎないという。中国は、この国々を含め
てせいぜいGDP1割強の国々から支持されているとも言える。
こう見ると、習近平氏が力んでいる足下は、実に脆弱そのものと言える。
世界GDPの9割弱を占める国々は、中国とは異なる価値観であることを示
している。中国には、「真の友人」が少ないのだ。


<(2)選手村や報道陣の食事内容が粗末で値段が高い>
選手村や報道陣の食事内容が粗末で高いことは、端的に予算不足を示して
いる。もっとはっきり言えば、中国当局は、経済的に食事まで気を配る余
裕がなくなっていることだ。韓国紙『ハンギョレ新聞』は、食事の粗末さ
と値段の高いことに不満を漏らす記事を掲載した。


「メインメディア・センター(MMC)構内のレストランでは、ロボットが
直接食事を作り、給仕までして話題になった。ところが、すでに参加者の
不満は尋常ではなくなっている。値段は高く食事の味は劣るからだ。あま
りにひどく、昨年夏の東京五輪の際、競技場の各所に置かれていたピーナ
ッツサンドイッチが恋しくなる」と、意外なところで東京五輪の気配りの
良さを指摘するほど。


以下(略)


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いやはや、何で日本のジャーナリズムは、"本当の中国"を伝えない
のでしょうかね。そこまで忖度する理由って何かしら。
まぁ、破廉恥な領土拡張主義的覇権国家なので、そりゃ価値観が異
なる国も多いでしょうよ。一帯一路に騙されて、酷い目にあった国
も多いですね。
それ以上に驚きなのが、世界に冠たる中華料理をそのまま気前よく
提供しているのかと思えば、そうではない、と。
マズイ中華料理を提供してどうする?これでは中国の底力を選手団
やジャーナリズムも心底疑ってしまいますよね。端的に書けば、食
費に回す予算がないのでしょう。人工雪で貴重な水資源を使っては
華北地帯の人々の中には、北京冬季五輪の開催自体に疑問符を投げ
かける人も出て来るでしょう。
でも、そんな事は関係ありません。北京冬季五輪は、習近平国家主席
による国威発揚のためだけにあるのですから。だからこそ、マズイ
食事はいただけないのです。2020東京五輪のように、気前よくかつ
よく考え得られた美味しい食事が、提供出来ないのは致命傷。要する
に北京政府には、そこまで回すお金がなかっただけのこと。国威発揚
どころか、これが今の中国財政なのかと思われてしまっても仕方あり
ません。中国の不動産バブル経済が弾けたことを物語りますね。
経済担当の李克強首相の、苦虫を噛み潰したような顔が浮かびます。