日曜競馬 展望

競馬

[アルゼンチン共和国杯(G2)]


今現在、一番活力のある一族ではあるまいか。名牝シーザリオを祖
とするシーザリオ一族である。シーザリオ産駒のエピファネイア
リオンディーズにサートゥルナーリアは、現役時代にG1馬となり
種牡馬としても成功しています。特にエピファネイアは、デアリン
グタクトにエフフォーリアのクラシック馬にアリストテレスなどの
重賞勝ち馬を輩出しています。で、そのエピファネイアの1歳下の
全妹となるのが、ロザリンド、オーソリティの母親ですね。オーソ
リティにとって、エピファネイア、リオンデエィーズにサートゥル
ナーリアは伯父・叔父にあたります。そのロザリンドにオルフェー
ヴルをかけたのがオーソリティ。祖にステイゴールドスペシャ
ウィークを持つことにより、サンデーサイレンスの3×4のインブ
リードを持つことにもなります。5代前に遡れば、ノーザンダンサ
ーとヘイルトゥリーズンのクロスも見受けられます。
要するに何が言いたいのかと申しますと、血統的にも実績的にも例
え背負い頭の57.5キロでも、この条件で他馬がこの馬を負かす
のは容易ではないということでしょうか。連覇は濃厚と見ます。
人気どころを記しても仕方ないので、穴馬なら人気薄で目黒記念
3着が鮮明に記憶に残るアドマイヤアルバ、展開と脚の使いどころ
が難しくても強運のオーナーでアイスバブル、3連勝で共同通信杯
を制して、最近の成績が上向き傾向のオウケンムーンの3頭は買い
ますね。



[みやこステークス(G3)]


中央競馬が西高東低(関西馬関東馬)と言われて久しいく、特に
ダート戦ではそれが顕著となっている状況です。そんな中、関東の
若武者が大ベテラン騎手を背に、勇躍、西に向かいました。そうで
すメイショウムラクモですね。同世代との重賞は完勝しましたが、
古馬一線級のクリンチャー、オーヴェルニュらとは初対戦。しかし
ながら夏は3歳牝馬が活躍し、秋は3歳エフフォーリアが天皇賞
制しました。人馬ともに応援するところです。
穴馬としては、休養2走目が要注意のアナザートゥルース、初ダー
トでも芝重賞実績を考えればダンビュライト、昇級戦でも阪神得意
のアンセッドヴァウとプリティーチャンス。