仰げば尊し 我が師の恩

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news.yahoo.co.jp


福島市の福島東高教諭の日高郁子(ひだか・いくこ)さんは、担任する
最後の卒業生を送り出した翌日の今月二日、六十年の生涯を閉じた。定
年退職までの最後の一年間、がんに侵されていることを周囲に知られぬ
よう気丈に振る舞い、教壇に立ち続けた。絶対に卒業証書を手渡す-。
体調が優れない中でも式に臨み、担任する三年七組の四十人と喜びを分
かち合った。「先生、ありがとう」。教え子や同僚は突然の逝去を惜し
み、感謝の念を抱く。


式後は保健室で体を休めた。教室に戻るのは難しいため、最後のホーム
ルームは保健室で開いた。そこで初めて、がんを患っていると告げた。
皆が言葉を失い、涙する生徒もいた。生徒が下校後、体調が悪化して吐
血し、救急車で福島市の病院に運ばれた。翌日午後、安らかに眠りに就
いた。


何とも泣ける実話ですね。
なんだかまあ、盗撮だの猥褻だの問題ありあり教師が跳梁跋扈する昨今、
本当の "教育者魂" を体現してくれました。
例え自らの命を縮めても、真摯で熱心な教育者であろうとしました。
決してがんに負けたのではなく、がんに勝ったからこそ、卒業式を見届
けることが出来たのでしょう。その時は既に、限界を超えていました。
生徒さんも幸せですね。ここまで愛されたのですから。
仰げば尊し 我が師の恩」のような師と出会い、伴に過ごしました。
日高郁子先生のご冥福をお祈り申し上げます。


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