マスクを外しては?

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「野外でのマスク」で熱中症の死者を
出すことがあってはいけない


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高温多湿に体が十分に慣れていない今の季節、マスクを着けたままだ
と顔を中心に体温が上がり、熱中症のリスクがある。とくに体温調整
の機能が弱まっている高齢者ら健康弱者は、細心の注意が必要である。


梅雨が明ければ、日差しはさらに強くなる。猛暑日真夏日、熱帯夜
が続き、都心部ではヒートアイランド現象も発生する。マスクによる
熱中症のリスクはさらに高まる。マスクの着用で体調を崩すようでは
本末転倒だ。


熱中症は脱水、けいれん、頭痛、吐き気、めまい、意識障害などを引
き起こす。炎天下での運動や作業、気密性の高い部屋や車内は注意が
必要だ。厚生労働省の人口動態統計によると、毎年約900人が熱中症
で命を落としている。決して侮ってはならない。


新型コロナウイルス感染症の対策でマスク着用が常態化している。た
だし、これからの時期はマスクを付けっぱなしにしていては危ない。
ときにはマスクを外して、涼しいところで体を休め、スポーツドリン
クなど少量の塩分を含んだ水分をこまめに補給したい。濡れたタオル
や冷却剤を太い血管のある首やわきの下、鼠径部に当てるのも熱中症
の予防に効果的だ。


マスク着用で完璧に予防することは不可能と考えるべき


マスクによって新型コロナウイルス感染症を完璧に予防することは不
可能だ。2月12日付の記事では「新型コロナには効果の薄いマスクを、
なぜ人々は必死で求めるのか」「マスクより手洗いを励行すべき」と
の見出しを付けた。あくまでも予防という観点からは「着けないより
は着けたほうがいい」という程度だと考えるべきだ。


新型コロナウイルス感染症は、くしゃみや咳で飛び散る唾液や鼻水、
痰などの「飛沫」によって感染する。ただし、感染を受ける側の感受
性の強弱もあり、ウイルスを含んだ飛沫を浴びたからといって必ず感
染するわけではない。


飛沫はテーブルや机、床にも落下し、人の手を通じてドアノブや電車
の吊革にも付着していく。それらに触れた手で鼻や口元を触れても感
染する。


患者・感染者がマスクを着用していれば、飛沫を直接浴びるような感
染の大半は防げる。またウイルスで汚染された手で鼻や口を触っても、
マスクがガードしてくれる。


感染予防を前提にマスクを扱うには、相応の訓練が必要


しかし、コロナウイルスは1万分の1ミリという極小サイズだ。よく知
られるようになった「N95」といった特殊な規格のマスクでなければ、
簡単にマスクの網目を通り抜けてしまう。マスクを着けていれば、飛
び出すウイルスの量は少なくなるが、くしゃみや咳、大声での会話を
続ければ、相当量のウイルスをばらまくことになる。


さらにウイルスを含む飛沫がマスクの内側に溜まっているのにもかか
わらず、マスクを外すときにその内側を手でさわれば、その手に多量
のウイルスが付着してしまう。マスクの外側にもウイルスが付着して
いる可能性がある。


感染予防を前提にマスクを扱うには、相応の訓練が必要だ。隙間が生
じないよう口と鼻を覆うように着けなければいけないし、内側と外側
に手で触れないようにして外さなければいけない。日常生活の中でこ
の脱着を徹底するのはかなり難しい。


6月9日付の読売新聞の社説は「マスクと熱中症 屋外では適切に着脱し
たい」との見出しを掲げてこうアドバイスする。
「屋外や人の少ないところなどでは、熱がこもるマスクを外し、熱中症
予防を優先させることが大切だ。特に体温の調節機能が弱い高齢者や子
供は、熱中症のリスクが高いことを認識してほしい」
厚生労働省熱中症対策として、屋外で2メートル以上の距離が保て
る場合には、マスクを外すよう呼びかけている。日本救急医学会なども、
適宜、マスクを外して休憩をとることなどを提言した」


www.msn.com


確かにね、気温35℃の中でマスクをすると、頭がボーっとしてくる
でしょうね。というか、してられないでしょう。
何か、最近は例えば公共交通機関なんかでは、マスクをしていないと
常人とは思われないような風潮がありますよね。
会社でもスーパーでもホテルでも書店でも、もうどこでもマスクをし
ていないと周囲の視線が突き刺さるような感じじゃないでしょうか。
小心な私は、それが耐えられないためにマスクをしているようなもの。
今はまだ梅雨時で、朝晩は何とかしのげますが、梅雨が終わる7月の
下旬になったら?まだコロナ騒動は続いているでしょう。どうする?
今、夏用の涼しくというか冷ややかなマスクを開発している企業があ
りますが、是非とも製品化して欲しいところです。
そうなったら、またマスク騒動が勃発するのでしょうかね。