「北方四島は日本に帰属」記載を削除
外務省が配慮か
外務省は23日の閣議で、2019年版の外交青書を配布した。
北朝鮮に関する記載を大きく変え、18年版にあった「圧力を最大限まで高
めていく」などの表現を削除。
ロシアについて「北方四島は日本に帰属する」との表現を削った。
拉致問題や北方領土問題の打開に向け、北朝鮮やロシアへの配慮をにじませた。
北朝鮮の項目で「圧力」や「脅威」との表現をやめ、昨年6月と今年2月の米
朝首脳会談などを列挙し、「国際社会が一体となって米朝プロセスを後押しし
ていく」との表現にとどめた。拉致問題は18年版と同様、「主権や国民の生
命と安全に関わる重大な問題」と指摘。「拉致問題の解決なくして国交正常化
はあり得ない」と記載した。
ロシアの部分では、18年版で強調していた北方四島の帰属については触れず、
これまでの日ロ交渉の過程を明記。
「両首脳の強いリーダーシップの下、領土問題を解決して平和条約を締結すべく、
交渉に粘り強く取り組んでいく」とした。
一方、韓国については、慰安婦問題や日本企業に賠償を命じた元徴用工をめぐ
る韓国大法院(最高裁)判決を詳しく記載。「非常に厳しい状況に直面した」
とし、18年版にあった「日韓関係を未来志向の新時代へと発展させていく」
などの前向きな表現を削除した。
外交青書は毎年発行され、国際情勢や日本外交について政府としての現状認識
や方針が示されている。
もうね、この希望的妄想を前提にしたこんな書を書いてどうするの?
ロシアなんか国民の大部分が四島返還に否定的のみならず、アラスカ
を米国に売ったことを後悔しているお国柄。
偏差値秀才にはそれが分からない?
日本の外務省ほど頼りない官庁はありませんね。