日曜競馬 展望

競馬


[ジャパンカップ(G1)]


来日してから精細に欠けていたと思われたRムーア騎手ですが、
本日は6勝の固め打ち。流石は欧州で1,2を争う騎手ですね。
ダイワキャグニーにはハラハラさせられましたね。
しかしこれでスピード能力には非凡なものがあることを証明しました。
来年のマイル〜中距離路線、いや高松宮記念に出ても人気を集める
かもしれません。


頂上決戦
現役古馬最強馬 VS 3歳世代代表馬



ファンの注目はキタサンブラック vs レイデオロの決戦でしょう。
エリザベス女王杯(モズカッッチャン)、マイルCSペルシアンナイト)
と、2週連続して3歳馬が、歴戦の古馬を蹴散らして勝っています。
その流れからすると、レイデオロにとっては追い風となっているのかも
しれません。 しかしレイデオロが相手にするのはG1・6勝、今期
秋天皇賞制覇、昨年の年度代表馬であるキタサンブラックです。
巷では、天皇賞(秋)田圃のような馬場での激走の疲れが囁かれています
が、確かにそれは唯一にして最大の疑問点であります。



しかし、キタサンブラックは出ればG1で確実に1番人気に支持される馬。
出て凡走した場合の影響、宝塚記念で見せ場なく破れて会見した時の
馬主である北島三郎氏の沈痛な表情は、清水久詞調教師も十分に承知
していることですね。もし疲れが深刻に残っていたら出走させずに、
有馬記念へ直行でしょう。これは私の勝手な推測に過ぎませんが。
天皇賞(秋)で見せた春より一段とパワーアップした底力を信じたいですね。
今回もまた絶好枠を引きましたので、先行することは確実ですね。
そうなるとレイデオロ(Cルメール)もキタサンブラックを徹底的にマーク
しながら道中は進むでしょう。
デムーロ騎手も怖いこわい。
それ以上に良の高速馬場での、ソウルスターリングの末脚が怖いこわい...。



キタサンブラックで面白いのは、持ち時計が他馬に見劣るということ。
天皇賞(春)の 3200m レコードは特殊距離のため除きます。)
手元にある専門紙の距離別最高時計は、1800m、2000m、2400m、2500m が
記してありますが、どの距離も他馬と比較すると、やはり見劣ります。
しかし、G1を6勝している名馬です。ここが競馬の面白いところですね。
競馬は早い時計で走る馬を当てるのではなく、勝つ馬を当てるゲームですね。
競馬を最大に支配している要因は、やはり「展開」ですね。
新潟千直だってガーッと行けばいいものではなく、展開があります。
キタサンブラックと他馬との違いは、先行してレースの主導権を握ることが
できることですね。鞍上の武豊騎手のペース配分は絶妙なのは誰しも認めること。



今日の500万下で、芝2400mで 2.25.0 という時計が出ました。
持ち時計を単純に当てはめると、キタサンブラックは500万下でも勝てません。
でも、そんなことあり得ないでしょう。
天皇賞(秋)キタサンブラックの凄かったところは、主導権を握れずに
馬自身の個体の競走能力で他馬を圧倒し、勝ったということですね。
明日の15:40。楽しみですね。


3連単軸1頭ながし 4→(1・2・8・9・11・12)
3連複軸1頭ながし 4−(1・2・8・9・11・12)