何を今更

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韓国はみんな狂っている、まともではない(朝鮮日報



「朴大統領ヌード風刺画」事件は、芸術の話とはいえない。あれは、政界の現実を示す政治
スキャンダルだ。問題の作品は、芸術と呼ぶのが恥ずかしくなるほど粗悪なものだ。
風刺とユーモアではなく、女性性を突きまわす敵意に満ちている。あれを国会という公的な
舞台に引っ張り出したのが、政治だった。闘争心に燃える一議員が、政治を荒れた場にした。
質の悪い風刺も、荒れた政治も、正気の沙汰ではない。

 

先週、サムスンの李在鎔副会長の拘束令状を棄却した判事に「電話テロ」が殺到した。
ソーシャル・ネットワーキング・サービスSNS、会員制交流サイト)は、ありとあらゆる
悪口と人身攻撃であふれかえった。大衆の暴走が攻撃性を帯びて暴力化するのは、今に始
まったことではない。

 


少し前、改憲の報告書を批判した最大野党「共に民主党」所属の議員に対しても「文字テロ」
が行われた。数千通の中傷メールや、後援金額より事後処理費用の方が高くつくといわれる
「18ウォンの後援金」が殺到し、電話番号を変える議員が続出した。
攻撃を主導したのは、文在寅「共に民主党」前代表の熱烈な支持者らだった。
盧武鉉政権時代に「紅衛兵」役を果たした「ノッパ(盧武鉉支持者)」部隊が復活したかの
ようだった。

 

驚くべきは文・前代表の対応だった。文氏は支持者に自制を訴えるどころか、文字テロをか
ばった。「政治の公人であれば、メッセージを受け取ることもあるだろうと理解しなければ
ならない」と、被害に遭った議員を訓戒した。易地思之、立場を変えて考えてみる。文・前
代表は、反対者に自分の携帯電話の番号を公開していても、そう言うだろうか。
数千人が電話をかけてきて悪口を浴びせても、笑っていられるだろうか。

 
今の時点で、文・前代表は大統領に最も近い人物だ。しかし大統領というポストの重みから
考えると、危なっかしく思う部分は一つや二つではない。公務員の雇用を80万人分つくると
いう公約がそれだ。この構想には「元祖」が存在する。デフォルト状態に陥ったギリシャだ。
 


ギリシャの悲劇は、およそ30年前にポピュリズム政権が成立したことで始まった。
「官製雇用」政策が始まったのもこの時期だ。ギリシャは数十年にわたり、国が借金までして
公務員の給与の支払いに苦しんだ。その結果、コメディーのようなことが起こった。
人口1100万人のギリシャで、国営放送局の職員の数はCNNテレビより多かった。
鉄道当局の赤字があまりに多額で、いっそ乗客をタクシーに乗せて運んだ方が安くつくという
ほどだった。そもそも持続不可能な政策だった。
 


全く同じ狂気の沙汰を、韓国でもやろうと言う。それも、次期大統領の可能性が最も高い候補
が公約をして掲げたのだから、絶句する。公務員を80万人雇おうとすると、どんなに少なくとも
年に30兆ウォン(約2兆9000億円)以上はかかる。カネを都合する奇跡のような方法でもあると
いうのか。

 

今、韓国は国が理性を失いつつあると感じる。大統領になるという指導者らは、権力欲に目が
くらんでいる。政治家は扇動し、大衆は集団狂気を噴出させている。理性が行方をくらまし、
憤怒と感情、アブノーマルがのさばる国になった。全てが滅びようとしているかのようだ。
(いいですねぇ、そのまま突っ走ってクレヨン)  



その頂点には、昨今の事態を招いた朴槿恵大統領がいる。国中がこんなめちゃくちゃなのは、
大統領が引き起こした事態だからだ。一日も早く混乱を収拾できるようにする最大の責任は、
大統領にある。にもかかわらず、朴大統領は疑惑の実体について沈黙したまま、国の混乱を
ほう助している。真実を明らかにするのではなくメディア戦を繰り広げ、時間稼ぎという印象
を与えている。



大統領は、国政介入疑惑が「うその山」だと主張した。しかし、明白なうそが明らかになった
のは大統領側だ。ミル財団・Kスポーツ財団の設立経緯についてうそをつき、ブレーンらと
でっち上げを謀議したという証言まで登場した。こんな大統領が首脳なのか。韓国人が見ている
大統領は、本当に「国と結婚した」と言っていた大統領その人なのか。

 

しかし、朴大統領は「過去」にすぎない。より大きな問題は「未来の大統領」たちだ。大統領の
座をめぐる競争に参加した大勢の候補が、皆そろって無責任な方向へ疾走している。
軍服務期間を短縮し、ソウル大学をなくすという。韓国国民全員に130万ウォン(約12万7000円)
ずつ分配すると言う候補もいる。みんな理性を失った。まともではない。
 


問題は、国全体が非正常に慣れ、あまりにも無感覚になっている点だ。無責任な公約が守られる
だろうと信じる人もいない。むしろ、自虐的・扇情的であるほど、大衆の人気も高まる。
大衆は近視眼的な利己主義に走り、政治家は迎合する。誰も冷静に国の未来を考えない。
(そもそも“独立国”であった経験がほとんどないのよね
 所詮は、自国を自国民で統治出来る自治能力がないのよ)
 


国は「他殺」されないという。これは、外敵が来る前に、内部の矛盾のせいで自滅するという
意味だ。古今東西、人類史において国が「自殺」する原因は共通している。
利己主義とポピュリズムだ。大衆が目前の利益に駆られ、支配エリートが迎合するとき、国は
衰亡する。韓国は今、そんな状態にある。

 

トランプ台風に中国の脅しと、国外の心配事は多い。しかし本当に心配すべきは外ではなく、
韓国そのものの問題だ。非理性と大衆の暴走、近視眼的利己主義と魂なきエリートが、韓国を
衰退の道へと引きずり込んでいる。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170127-00000596-chosun-kr


https://www.youtube.com/watch?v=il010Yz1PGk:movie,w600



あー、突っ込みどころ満載の駄文ですね。
どこから突っ込んでよいのやら、しいて言えば全文でしょうか。
チョンが狂ってる? 何を今更ですな。