戦後の総決算

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真珠湾訪問 首相がめざす「中曽根氏」超え



12月26日、首相の安倍晋三は東京・羽田空港を出発し、ハワイに向かう。
27日昼(日本時間28日早朝)に、現職首相としては初めて日本の真珠湾
攻撃の犠牲者の追悼施設、アリゾナ記念館で慰霊式に臨む。


■志半ばだった中曽根「総決算」


「戦後の総決算をしたい」
今月5日、安倍は同日夜の「真珠湾訪問」の発表に先立ち、自民党幹部に
こう語った。「戦後総決算」。この言葉を最初に唱えたのは故大平正芳
いわれている。その後、中曽根康弘が政権の重要な政策目標として「戦後
政治の総決算」を掲げた。

 
中曽根がめざしたのは「敗戦の結果失われた良きものを取り返し、日本の
扉を開くこと」(著書「自省録」)。「防衛費のGNP1%枠突破」や「対米
武器技術供与」などの政策を推し進め、レーガン米大統領との「ロン・ヤス
関係」に象徴される米国との強い関係を背景に国際政治の表舞台へと躍り
出た。米国での演説では「日本列島を不沈空母に」と発言し、日本が西側諸
国の一員として対ソ連の太平洋拠点となる意思を明確にした。

 
ただ、中曽根の挑戦は同時に、埋もれていた別の戦後問題を引き出した。
防衛費の拡大はアジア諸国に軍事大国化への懸念を抱かせた。
靖国神社公式参拝は中国の強い反発を招き、当時の教科書問題も相まって
中韓との関係でその後、常に歴史問題が立ちふさがる環境の下地をつくった。
中曽根の「総決算」は国鉄の民営化など内政面では成果を残したが、外交面
では志半ばの面も多かったといえる。

 
一方、安倍は第1次政権で「戦後レジームからの脱却」を掲げた。
安倍と中曽根の戦後総決算は違いもあるが、類似点は多い。
憲法改正への意欲や、日米同盟の強化を軸とした国際社会での役割拡大、
靖国神社の参拝、官邸主導などだ。


■外交成果、次のよりどころ

 
安倍は第2次政権下で、国際情勢や世論の変化も追い風に、中曽根が
道半ばで終えた政策を一つ一つ先に進めてきた。たとえば国際貢献
中曽根はイラン・イラク戦争中の1987年、ペルシャ湾自衛隊の掃海
艇を派遣しようとしたが、政権内でも強い反対に遭い、実現を断念した。
時を経て、安倍は昨年、安全保障法を成立させ、国連平和維持活動
(PKO)を展開する自衛隊の駆け付け警護など自衛隊国際貢献の幅
を広げ、集団的自衛権の行使を一部容認した。また、アジア外交では昨年
末、慰安婦問題で「最終的かつ不可逆的解決」とする日韓合意にこぎつけた。


今回の真珠湾訪問も、中曽根が力を入れた日米同盟深化の集大成となる。
米国内には依然として「リメンバー・パールハーバー真珠湾を忘れるな)」
とのわだかまりは残り、日本批判の感情的な根拠となってきた。
米大統領オバマの5月の広島訪問に続き、日米両首脳が共に真珠湾に並び、
平和への誓いを訴えることは、日米の「最終的な和解」と強固な関係を世界
にアピールする機会となる。

 
また、真珠湾訪問は、今日まで「戦後」にからめとられてきたアジア外交
前進を期すものでもある。「中国への抑止力を強め、韓国に『未来志向』を
促す効果も期待したい」と外務省幹部は語る。


http://www.nikkei.com/article/DGXMZO10986210S6A221C1000000/?dg=1


戦後政治の総決算にシナとチョんは除いた方がいいですね。
連中にその気は全くありませんから。
最大の総決算は憲法改正、自主憲法の制定ですね。
米国占領下なら兎も角、幾ら何でも憲法9条は余りに非現実的と
いえるでしょう。日本を取り巻く環境には不具合が過ぎますね。
自分で自分の首を絞めてどうする。
そして経済力に見合った防衛力の整備。自衛官を増員し、陸海空の
防衛力を高めることですね。そして核兵器保有核武装ね。
これで日本国及び日本人を守ります。
日本の防衛力強化に反対する輩の主張は、「話せば分かる」という
ことが大前提にあるようですが、シナや南北チョンが「話して分かる」
相手でしょうか。
戦後日本を縛ってきた非現実的な戦後の落し物の処理が、戦後政治の
総決算といえるでしょう。