会社は誰のもの

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161106-00000017-mai-bus_all



会社は誰のものでしょうか。
株式会社なら株主のもの。原理原則の答えなら正解。
昨今、株主重視の考えが広がり、配当性向を上げる、
自社株買いなどで、自社株の価値を高める傾向が
ありますね。
しかしホントに会社は株主のものでしょうか。
会社は役員から新入社員までを含んだ社員のもの
ではないでしょうか。社員にとっての飯のタネ
大事な生活費を稼ぐ場でしょう。そうです、事実上、
会社は社員みんなのものと考えられます。
優良企業になれば、企業年金まで支給してくれます。
上記の政府の主張も財界の主張も、何とも少しズレ
ている感じがします。
仮に内部留保資金の相当分を賃金に回したとします。
さて、消費は増えるでしょうか。
少しは増えるでしょう。レジャーなどにも費やされる
かもしれなせん。しかし、賃上げ分の大部分は貯蓄に
回される可能性大です。賃上げがいつまでも続くハズ
はないと、会社なんていつどうなるか分からないので
先行き不透明感のため、将来のために貯蓄に勤しむ
のではないでしょうか。
それは個人でも会社でも、考えることは同じ。
政府が考える個人消費や設備投資に内部留保資金を
回すには、賃上げ率等に応じて税制等何らかの優遇措置
の見返りなどが必要かもしれません。
会社に賃上げのためのインセンティブを持たせる必要
があると考えます。