日曜競馬 回顧

競馬

[安田記念(G1)]


かの伝説のボクサー、モハメド・アリ氏が亡くなったからかどうか
分かりませんが、東京1Rでキンシャサノキセキ産駒が勝ちました。
あわや産駒のワンツーかと思いきや、1着・3着でした。
こういうのって何となくあるのよね。 例えば・・・。
ニューヨークの国際貿易センタービルが破壊された同時多発テロ
起こった年の有馬記念は、マンハッタンカフェアメリカンボス
決まるという、鳥肌が立つような結果でしたね。
競馬は世相を反映する、といいますけどね。



まぁ、アレですね。8番人気(単勝3690円)のロゴタイプ
見くびった結果でしょうね。 いつでも捕まえられると...。
しかし、湿り気のある良馬場にしても、1000m 通過が59.1という
のは、古馬G1にして超スローペースですね。
道中、掛かっていた馬も何頭もいました。
モーリスも、リアルスティールも...。
モーリスはやはり本調子ではなく、調教助手の言うように8〜9分の
出来だったのでしょう。だいたい調教後の馬体重から▼10キロと
いうのはおかしいですよね。 輸送がなく“滞在競馬”でしたから。
馬は集団を作って生活する生き物です。
それが、香港遠征帰国後からレースまで、帯同馬もなくたった1頭で
過ごしたことが、精神的にダメージを与えたのかもしれません。
走りも、いつものモーリスではありませんでした。
超スローで逃げて、上がり33.9では、後続はなすすべもありません。
皐月賞馬の貫禄というか、今日は田辺騎手のファインプレーというか、
本音では他の騎手は何をやってたのか、ということでしょうか。