サムスン、スマホの売上不調で、
とうとう従業員の10%を解雇する羽目に
歯止めがかからない売り上げ減少を前にサムスンが下した決断は、従業員の10%を解雇し、
一般経費も50%削減するという思い切ったものでした。
具体的には、2016年度を目度に、人材部門やPR部門、ファイナンス部門といった部署を
中心にリストラを試みるようです。
「コストをコントロールするうえで、解雇という手段は最も簡単な道だ」と、野村ホール
ディングスのアナリストであるChung Chang Won氏は語ります。
「これまでにもモバイル・ビジネスはもっとコントロールできたはずだし、サムスンが
こういう形でベルトを締めるということは、同社が近い将来急激な成長を遂げそうには
ないということでもある」
サムスンは2015年第2四半期においても、旗艦モデルGalaxy S6シリーズを市場へ投入して
いるのにもかかわらず、市場シェアを前年同期比で4.3%、売り上げ台数でも5.3%縮小させる
など、スマートフォン市場で凋落が止まらない状況です。
今年後半からはiPhone6sシリーズの登場によって、更なるシェア縮小は避けられないと見られて
おり、2016年度も状況が好転しないと判断した結果から、今回の大規模リストラに踏み切った
ようです。ただし、先述したアナリストが述べるように、果たしてリストラがシェア奪回への
鍵となるのかどうかは分かりません。
→ http://iphone-mania.jp/news-83369/
南チョン経済=サムスンといわれるくらい、南チョン経済は
サムスン一社の比重が高いことは、知られているところです。
そのサムスンが従業員の10%カットに出ました。リストラですね。
流石に研究開発部門は、切れなかったのでしょう。
しかし、野村のアナリストが言うように、これは後ろ向きの
対策であり、急速な市場シェア奪還には繋がらないでしょう。
1国を背負う企業が、スマホ頼りというのも、何とも頼りない
話でございますね。