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風刺画の転載、対応割れる…各国メディア



フランスで銃撃テロを受けた政治週刊紙シャルリー・エブド」が14日、イスラム教の預言者
ムハンマドの風刺画を表紙に掲載した特別号を発行した。
表現の自由か、宗教への冒涜か――。注目を浴びる今回の風刺画転載を巡り、フランスを含め世界
のメディアの対応は分かれた。


  
【パリ=三井美奈、ロンドン=佐藤昌宏】フランスの左派系リベラシオン紙は14日、1面の全面
を使ってシャルリー紙の風刺画を転載し、「売店にいます」の見出しを掲げた。
社説では転載を自粛したり、絵柄をぼかして掲載したりした外国紙を批判し、「政教分離はシャルリー
紙だけでなく、フランスの方針でもある」と主張張。リベラシオンは事件後、シャルリー紙に編集室
を提供している。

 


ル・モンド紙は14日付の1面で、イスラムユダヤ、キリスト3宗教の信者が共に風刺画を楽しむ
様子を漫画で掲載。一方、保守系フィガロ紙は転載を見送った。風刺画は14日の発行前に、メディア
に公開されていた。

 


英国では主要5紙のうち、ガーディアン、インデペンデント、タイムズの3紙が13日か14日の紙面
シャルリー・エブド紙の最新号の表紙を掲載した。BBCテレビはニュース解説番組で短時間、表紙
を映した。ガーディアンは、表紙の掲載について「報道する価値がある」と説明した。

 


ドイツでは大衆紙「ビルト」が最終面の全面を使って転載したのに対し、有力紙「フランクフルター
アルゲマイネ」は、シャルリー・エブド紙最新号が山積みになった写真を小さく載せたにとどまった。

 


一方、デンマーク紙ユランズ・ポステンは、2005年にイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載
したところ、各地でイスラム教徒の暴動を招き、同社へのテロ未遂も起きた。
同社は9日付社説で、ムハンマドの風刺画はどんなものであっても二度と掲載しないと発表している。
「我々はこれまで、テロの恐怖におびえてきた。暴力や脅迫に屈してしまったということだ」と説明した。

        


【ニューヨーク=広瀬英治】米主要メディアは「宗教的な感情を害する」などとして風刺画を転載しない
慎重姿勢が主流だ。ニューヨーク・タイムズ紙は長文の記事を掲載する一方、風刺画は転載しなかった。
同紙は、編集方針として「宗教的感情を故意に害する表現は一般的に掲載しない」と表明している。

 


AP通信は、ニュース画像としてムハンマドを題材にしたシャルリー紙の一連の風刺画は配信しない方針だ。
「一貫して人種差別的な表現や、宗教的、性的な中傷表現は避けている。報道上の必要があっても、画像は
差し控えるなど表現を抑えることはある」という。

 


米主要テレビも手控えるところが多い。CNNのウェブ上の記事によると、同社首脳は編集会議で「経営者
として従業員の安全を守ることの方が今は大切だ」と述べたという。

 


一方、ワシントン・ポスト紙は、今回の風刺画を転載した。記事の中で、マーティン・バロン編集主幹は
ムハンマドの描写そのものが侮辱的だと考えたことはない。宗教グループに対して明白に、故意に、または
不必要に侮辱的な表現は避けるという方針は変わらないが、今回はそれに当たらない」と説明している。

        

 
読売新聞グループ本社広報部の話「表現の自由は最大限尊重すべきものだと考えている。
ただし、今回の風刺画を掲載するかどうかについては、社会通念や状況を考慮しながら判断していく」



→ http://www.yomiuri.co.jp/world/20150114-OYT1T50144.html?from=ytop_main3



狂信的イスラム教徒はこの際、横に置いといて、敬虔なイスラム
教徒としては、預言者を風刺画で面白おかしく描かれては、
抗議の一つもしたくなるでしょう。
偶像崇拝も禁止されていることですし。
何もテロを支持しているワケじゃありません。犯人は全員極刑で
いいでしょう。
宗教のような微妙な問題で、本人達はユーモアのつもりであっても、
受けて側が必ずしもそうは考えないことが分かっている場合は、
その取扱には慎重になって欲しいものです。