もう廃刊しかあるまい

競馬

朝日新聞作成の教材 
日本軍の残虐性強調 
指導要領逸脱の指摘も



朝日新聞が今夏、沖縄戦について「日本軍は住民を守らなかったと語りつがれている」など
とする中学・高校生向けの教材を作成して学校に配布し、教育関係者から「偏向的な内容で
子供たちに誤解を与える」と批判の声が上がっていることが25日、分かった。
戦争の悲惨さを伝える一方、日本軍の残虐性を強調する記述が多く、学習指導要領の趣旨を
逸脱しているとの指摘もある。朝日新聞はこの教材を38万部作成したが、学校現場に適切
かどうか議論を呼びそうだ。



朝日新聞が作成したのは、教育特集「知る沖縄戦」。中学生以上を対象にした新聞スタイルの
学習資料で、昭和20年の沖縄戦について、県内の戦争体験者らへのインタビューを交えて
解説している。

 


だが、全体的に日本軍への批判的記述が目立ち、次のようなことが書かれている。
沖縄戦の教訓として『軍隊は住民を守らなかった』と語りつがれている」
「(避難壕(ごう)の中で)日本兵は『子どもを泣かすと、始末するぞ』と怒鳴った。銃剣を
 突きつけてきた。日本兵が子どもを殺した、という話も聞いた」
「(集団自決について)わたしは石で、母親を殴りつけました。兄とともに9歳の妹、6歳の
 弟を手にかけてしまったのです。(中略)わたしたちは「皇民化教育」や日本軍によって、
 『洗脳』されていました」

 

朝日新聞はホームページなどで、この教材を「ご希望の学校に無料でお届けします」と紹介し、
今年6月以降、順次配送していた。また、朝日新聞西部本社が九州各県の学校に案内文を送付し、
「平和授業や修学旅行の資料等にご活用下さい」と呼びかけていた。



これに対し、学校現場の一部からは批判が上がっている。熊本県の高校校長は「朝日新聞から8月、
この教材とともに、希望があれば憲法集団的自衛権について出前授業を行いたいという案内が
送られてきたが、生徒を憲法改正反対に誘導するものと思わざるを得ない」と話す。

 


中学校学習指導要領(社会)には、「様々な資料を活用して歴史的事象を多面的・多角的に考察し
公正に判断する」と明記。文部科学省では学校で使う補助教材の選択にあたり、
(1)学習指導要領の趣旨に従う(2)児童生徒の発達段階に即したものにする−ことなどを都道
府県教委に求めている。

 


政府の教育再生実行会議委員の八木秀次・麗澤大教授は「沖縄戦をめぐってはさまざまな議論がある
が、朝日新聞が学校に配布している資料は、日本軍の残虐行為を強調するだけで著しくバランスを
欠いている。学習指導要領の趣旨に反するのは明らかで、教育現場で使われるべきでない」と指摘
している。



→ http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20141026/dms1410261133006-n1.htm



教育特集「知る原爆・沖縄戦」 無料で希望の学校に配布





→ http://www.asahi.com/articles/ASG4Z3RWZG4ZPTFS001.html


子どもたちが戦争について知るきっかけに――。朝日新聞社はこの夏、教育特集「知る原爆」
「知る沖縄戦」をご希望の学校に無料でお届けします。

 


「知る原爆」は発行3年目。これまでに小学校を中心に約65万部をお届けしています。
漫画「夕凪(ゆうなぎ)の街 桜の国」の作者こうの史代さんのメッセージや、「はだしのゲン
の故中沢啓治さんインタビューなどのほか、新たに映画ガイドを加えました。全文ふりがな付き。
通常の朝日新聞の半分の面積のコンパクトサイズで、カラー20ページです。

 


「知る沖縄戦」は主に中学生以上を対象に、初めて発行します。コンパクトサイズでカラー12
ページ。ひめゆり学徒隊や集団自決、対馬丸撃沈。多くの住民が巻き込まれた地上戦の悲劇を
伝える証言を中心に、Q&A方式の解説、沖縄出身の女優二階堂ふみさんや腹話術師いっこく堂
さんのメッセージなどで構成します。




「知る原爆」「知る沖縄戦」の紙面がご覧になれます
希望する特集名を明記し、校名と所在地、電話番号、担当者名、必要部数を記入し、ファクス
(06・6221・5634)かメール(1426@asc-g.co.jp)でお申し込みください。
学校単位が原則ですが個人でもお受けします。お届けは6月以降になります(地域によって異なります)。
申し込み多数の時、ご希望に沿えない場合もあります。お申し込みは8月末までです。

 


問い合わせは朝日新聞コミュニケーションセンター(06・6222・2000)。




■「知る原爆」の内容

◇1ページ
原爆は二度と繰り返してはいけないと言えば、ほめてもらえた。だけど心の中はずっと
モヤモヤしていた――。原爆投下後の日常を描いた「夕凪(ゆうなぎ)の街 桜の国」
の著者こうの史代さんの漫画とメッセージです。



◇2〜3ページ=げんばくって いちから学ぶ
原爆ってどういうもの? どうして落とされたの? Q&A方式で原爆について、できる
かぎりやさしく説明しています。



◇4ページ=伝えたいこと
「本当は思い出したくないんよ」。小学5年生の朝日小学生新聞リポーターが、当時小学
5年生で被爆した78歳の元教師から話を聞きました。



◇5ページ目=モノはかたる
熱で溶けてくっついた小銭、父の懐中時計、兄の形見代わりの本……。当時を物語る品を、
ずっと大切に持ち続けてきた人たちの思いとは。



◇6〜7ページ目=かこ みつめて 
原爆や平和のことを考えるきっかけになる本と絵本を、学年別に広島市こども図書館や長崎市
図書館の人に紹介してもらいました。



◇8〜9ページ=みらいひらく 
原爆投下後の広島でたくましく生きる男の子を主人公にした「はだしのゲン」。
作者の中沢啓治さんが作品に込めた思いとは。



◇10〜11ページ=みる まなぶ
平和学習に活用できる映画などを、映画の企画制作をしているシネマキャラバンV.A.Gの友川千寿美
さんに紹介してもらいました。



◇12〜15ページ=再現 広島・長崎 
あの日、広島と長崎で何が起きたのか。朝日新聞社被爆60年アンケートに寄せられた1万3204人
の証言を元に再現しました。



◇センターA〜Dページ=たずねる広島、たずねる長崎
広島と長崎には、傷ついた建物や亡くなった人の持ち物などが、今も大切に残されています。
その一部を写真で紹介します。切って折って簡単な工作をすると、持ち運びに便利な小冊子になります。
感想を書き込めるコーナーもあり、修学旅行などで広島・長崎を訪ねた時のミニガイドになります。




■「知る沖縄戦」の内容



◇伝えたいこと
沖縄出身の女優二階堂ふみさんと腹話術師いっこく堂さんが、沖縄戦についての思いや若者たちへの
メッセージを語ります。



沖縄戦Q&A
沖縄戦の基礎知識をQ&A形式でまとめました。沖縄戦について学べる本のガイドコーナーもあります。



ひめゆりたちの戦場
「こんなところで戦争があったの? いまの沖縄をみているとそう感じるかもしれませんね」。
沖縄戦では、いまの中学、高校生にあたる若者たちが戦場にかりだされ、犠牲となりました。
生き残った方々の証言とメッセージです。




◇地上戦を生きのびたある母親の記録
沖縄戦をはさんで1年余りの間に、母、夫、長男、長女……と次々と家族を失ったある母親の
行動記録と証言から、住民を直接巻き込んだ地上戦の様子を再現します。



対馬丸沈没
沖縄から疎開するこどもら約1800人を乗せた対馬丸が、米潜水艦の攻撃を受けて沈没、1400人
以上が犠牲になりました。当時9歳で、約1週間海をただよって生還した女性の証言です。



◇集団自決
「米兵につかまるぐらいなら、死を選べ」。そう教えられていた人たちは、激しい戦闘のなかで追い込
まれていきました。手投げ弾を爆発させたり、幼い弟や妹を手にかけたり……。2人の証言を紹介します。



◇沖縄のいま
沖縄戦からまもなく70年。米軍基地が集中する沖縄のいまをまとめました。



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