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中国、女王面会ごり押し 李首相訪英「撤回」と脅し



英紙タイムズは12日、中国の李克強首相が16日から英国を訪問するのを前に、中国側が
エリザベス女王との面会を求め、応じなければ訪問を取り消すと脅していたと報じた。
英国は要求に屈し、女王との面会を受け入れた。
同紙は「巨大投資を失いたくない英国の焦りが露呈した」と伝えた。

 


タイムズによると、3日間の日程で訪英する李首相は国家元首ではなく、経済協力が主要目的
となる。訪英2日目の17日に女王とキャメロン首相と面会する。

 


同紙は、女王が英中両国の外交戦で「人質」にされたと強調。「李首相による脅迫は、英中関係
がバランスを欠いたものとなっている証拠だ」と指摘した。
英政府筋は同紙に、「中国人は強硬な交渉相手だ」とこぼした。

 


キャメロン氏は昨年12月の訪中でも、「中国の優位を示すための戦術」や予定変更に悩まされた
という。同氏は訪問時、チベットを含む中国の人権問題には触れず、経済協力を優先させて関係を
改善させた。

 


また、消息筋によると、李首相は訪英後の19日から3日間の日程でギリシャを訪問し、テッサロ
ニキとピレウスの2つの港において中国が最大株主となる契約を結ぶ予定だ。
財政再建を目指すギリシャ政府は、中国からの巨大投資に望みを抱いている。

 


中国はこれによって、欧州連合(EU)加盟国の港を優先的に格安で使えることになり、欧州諸国
との貿易高は格段に増え、欧州での影響力も高まるものとみられている。



→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/140612/chn14061221140008-n1.htm



英国といえば外交力に長けた国として知られてますが、
その壁を強硬手段で打ち崩す中国外交は尊敬されは
しないものの、やはり狡猾で相手の弱み、足元をよく
見ているな、という感じですね、
国家元首ではない行政府の長がエリザベス女王との面会をして
写真を撮り、帝国主義の新旧交代を印象づけるつもりでしょうか。
かつて習主席がまだ副主席だった頃、訪日にあたり
天皇陛下に会わせろと主張し、当時の媚中小沢一郎
奔走で会見にこぎつけました。
中国の世界戦略は着々と成果をあげているようで、
背筋が寒くなりますね。