揺らぐ中南海

競馬


毛沢東肖像画前に立ち上る黒煙 周囲は厳重警戒



四輪駆動車が炎上し、5人が死亡した中国北京市天安門周辺には28日午後、警察車両60台以上が
出動し、厳重な警戒態勢が敷かれた。インターネット上に掲載された写真には、毛沢東の巨大肖像画
前で黒煙が立ち上る様子が写し出されていた。



中国国営新華社通信は「事故」として報じているが、車両はまるで、天安門城楼に掲げられた毛沢東
肖像画に向かって突進したかのようだったとの目撃談も伝えられる。
天安門前の石柱も壊れたとの情報があり、かなりのスピードが出ていた可能性もある。

 

現場周辺は習近平国家主席共産党総書記)ら党・国家要人の執務室などがある中南海に近い。
また、1976年と89年の2度にわたり、民主化要求運動が起きた天安門広場とその周辺は、中国当局
にとって政治的に最も敏感な場所の一つといえる。常に制服・私服警官たちが観光客らに目を光らせている。

 

2007年には毛沢東の肖像に爆竹を投げつけようとした男や、インクや卵で肖像を汚そうとした陳情者
とみられる男女らが、相次いで取り押さえられる騒ぎも起きている。

 

今回の出来事が事故なのか、背景に何らかの政治的な意図があったのか、当局が捜査を進めている。

 

習近平政権は汚職の撲滅などを掲げ、国民の不満の矛先を当局からそらそうと躍起になっているが、今年7月
には、北京国際空港で車いすの男が手製の爆発物を爆発させる事件が発生。
当局への不満が犯行の背景にあったとも伝えられている。



→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/131028/chn13102820560006-n1.htm



もう誰がどう見ても、当局への不満を募らせた自爆テロ以外の
何物でもないでしょう。
公安当局の市民に対する横暴、不公平な裁判、経済的格差の広がり、
党地方・中央幹部の汚職に圧政、などなど、シナ共産党に対する
不満・鬱憤は相当なものであることが分かります。
中共幹部としては難しい選択です。ここで人民の不満を抑えるために
圧政に出れば益々人民は党から離れていき、自暴自棄になったテロ活動も
過激になる可能性があります。
また、見過ごすとなれば、今後も党に対する不満行動を助長させ
党保守派・強硬派の突き上げをくらうことになります。
まぁ、これもシナ共産党の自業自得以外の何物でもありませんね。