共和党が世論に折れるか

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共和党への逆風強まる 世論調査で過去最低の支持率



米国の与野党対立が引き起こした政府機関閉鎖をめぐり、オバマ大統領との妥協を拒む共和党への
風当たりが強まっている。
1日に発表された米キニピアック大学の世論調査では、共和党の議会対応への支持率が17%と過去
最低を記録。米主要メディアでも共和党議員の対応を批判する論調が目立っている。


世論調査によると、共和党の議会対応を支持する割合は全体の17%で不支持の74%を大きく下回り、
共和党支持者の中でも不支持が56%と過半数を占めた。
一方、民主党の対応を支持する割合は全体の32%。民主党支持者に限れば62%だ。

 

同大のピーター・ブラウン氏は「医療保険改革法(オバマケア)があまりにひどいものなので政府機関
を閉鎖してでもストップをかけねばならないという共和党の主張に米国民はかなり否定的だ」と指摘する。

 

また米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は同日付の社説で「(共和党の)ベイナー下院議長は政府
機関閉鎖を避けられたはずだ」として共和党指導部を批判した。
またワシントン・ポスト紙も同日付の社説で「オバマケアは多くの国民を助けるだろう」と主張。
上院の予算審議で議事進行妨害を目的とした21時間以上のロングラン演説を行った共和党のクルーズ
上院議員を、オバマケアの弊害を過剰に強調する「扇動政治家」だと断じた。



→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/131003/amr13100300350001-n1.htm


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日本のような国民皆保険制度では、通常なら3割、高齢者なら1割
自己負担で、どこの病院でも治療を受けることが出来ます。
しかし米国では、民間の医療保険に加入していないと病院側から
治療を拒否される可能性が大きいです。
何故なら、日本の診療報酬制度はビックリするほど安く設定されて
いますが、米国の治療代はビックリするほど高額です。
なので保険に加入していないと病院側が治療費を取り損ねてしまう
可能性があります。しかし、医療保険は高額です・・・。
以前ドラマですが、NYで日本人が倒れ救急車で運ばれる際に、
救急隊員がその日本人に「保険には入っているんだろうね?」と
聞くシーンがありましたが、あの場面はノンフィクションです。
運んでも医療保険に加入してないと、病院側から受け入れ拒否を
されてしまうからですね。
中・低所得者は病気になったら死ね、というのがオバマ以前でした。
そこを何とかしようというのがオバマ大統領です。



オバマケア】
オバマ政権が推進する米国の包括的な医療保険制度改革。国民に保険加入を義務付け、保険料の支払いが
困難な中・低所得者には補助金を支給することにより、保険加入率を94パーセント程度まで高める。
米国には、公的医療保険制度として高齢者・障害者向けのメディケアと低所得者向けのメディケードがあるが、
国民皆保険制度は採用していないため、一般の国民は民間の医療保険に加入する。しかし、保険料が高額
なため国民の6人に一人が無保険者となっている。一方、技術の高度化等により医療費が増大し、深刻な社会
問題となりつつあることから、オバマ政権は医療保険制度改革を内政の最重要課題に位置づけ、2010年3月に
医療保険制度改革法を成立させた。