「平和主義といいながら、憲法9条を改正しようとしている
自民党は矛盾していませんかと高校生、参議院選挙最終日
の府中で」
武見敬三候補の三多摩最後の演説が、20日スモモ祭りで賑わう
府中市フォーリス前で開かれ菅官房長官が応援に駆けつけてくれた。
聞いていた高校生が警備の警察官に盛んに質問している。
困惑した警察官が困った様子で目で助けを求めている。私服なので
自民党関係者と間違えたのだ。
私が引き取って質問を聞いた。「武見さんの文書には平和主義と
書いてありますが、憲法第9条を改正することと矛盾がありませ
んか」と。
憲法第9条には「国際紛争の解決の手段としての武力行使は永遠に
放棄すると書いてあり、陸海空軍その他の戦力はいっさいこれを
保持しない」と規定しています。
普通に読めば現在の自衛隊も憲法違反と読めます。
これを国家固有の生存権・自衛権は憲法以前のものなのだから、
自衛のための戦力を禁止しているものでないと解釈し。
だから自衛隊は合憲であると解釈しているのです。
相当無理のある解釈です。尖閣に外国の軍隊が上陸したらどう
するのでしょうか。自民党は、憲法第9条の平和主義は変えずに、
第9条の2項を改正して自衛の権利を明記しようとしているのです。
だから武見候補が平和主義を公約に掲げても、憲法改正と矛盾しなく
むしろ明快にする狙いがあるのですと答えた。
高校生は言う「僕の質問にきちんと答えていただきありがとうござい
ました、ところで専門家ですか」
「いや私は地元の衆議院議員の土屋正忠です」
「ああ去年の選挙で受かった本人だ。知っています。今日は土屋さんと
会えてよかった」と高校生、「私のブログ興味あったら呼んでください」
と別れる。近未来の有権者だ。
参議院議員選挙中、一番印象に残った場面の一つである。憲法の口語訳の
広告を見て8日前のことを思い出した。
この高校生の時代がもう間もなく来る。
→ http://blog.livedoor.jp/shugiin08846/archives/52032311.html