日曜競馬 展望

競馬


[優駿牝馬オークス)(G1)]




多摩丘陵に囲まれた府中の杜を、選ばれし牝馬18頭が、まさに
バージンロードとなる二千四百米先を目指して駆け抜けて行きます。
同世代のサラブレッドが何頭生まれて、うち牝馬が何頭かは知りませんが
明日の11Rのゲートに入る18頭は、間違いなく強く美しい牝馬です。
しかし、予想となると難解です。
この18頭中、重賞を2勝した馬はゼロ。重賞を制した馬は7頭、
連に絡んだ馬は3頭、それ以外の8頭は重賞での連対実績はなし。
桜花賞は過去10年で最も遅い時計での決着(1:35.0)。
フローラSも、過去10年で最も遅い時計での決着(2:03.9)。
もう何を頼っていいのか分からない状況ですね。
デニムアンドルビーは、ディープインパクト×キングカメハメハ
ダービー馬同士の配合。しかも、トゥザヴィクトリーの姪に当たる良血馬。
府中の二千四百が、こなせないハズはありあせん。
ノーザンファームの生産馬にして、オーナーはディープとカメハメハに
ヴィクトリーの馬主だった金子真人氏。 凄い馬主です。
しかし、桜花賞組をどけて、これが1番人気とは思いませんでしたね。
体のない牝馬ですが、前走の超スローをドン尻から進み、4コーナーで
不利がありながらも他馬をゴボウ抜きした末脚(33.8)と血統的配合が
魅力ですね。頼るは内田博幸騎手と血統です。
逃げ宣言をしているクロフネサプライズ武豊騎手ですが、枠順が決まった
時には愕然としたでしょう。1コーナーでハナに立つには相当の脚を
使わなければなりません。その反動は当然、最後の直線に出てきます。
恐らく向こう正面あたりで、先頭に立つのではないでしょうか。、
行く馬は、クロフネサプライズにティアーモの2頭。
スローペースは必至でしょう。
クロフネサプライズクロフネ×産駒が府中大得意のトニービンです。
この馬も血統的に府中の二千四百はOKです。
ただし、切れる末脚はありません。
武豊騎手が、馬の脚質を考えて、スローではなく、淡々と平均ペースに持ち
込めば手に汗握るレースになるでしょう。
明日は武豊騎手の動向がレースを左右すると思われます。
馬券は馬連
5−(1・3・4・9・13・15・16)