シナ経済 あぽ〜んの巻

競馬


中国の銀行膨張 地方巨額債務が背景 金融危機の引き金に




中国の金融リスクへの警戒感が強まってきた。中国全体の経済成長が鈍る中にあって、
見せかけの高成長を目指す地方政府が「影の銀行(シャドーバンキング)」を通じた
高利資金で公共事業を拡大し、債務不履行の連鎖が、金融危機を招く可能性が心配
されているためだ。



■中央も認識

 

「わが国の経済運営は困難に直面している。世界的な(通貨)流動性の急増で国際金融
危機が頻発しており、金融分野のリスク対策を強化せねばならない」

 

習近平国家主席は、4月25日の党政治局常務委員会議でこう強調した。
最高指導部がこの時期、経済情勢を討議するのはまれで、危機感を物語っている。

 

3月末には銀行の元締めである中国銀行業監督管理委員会が、「一部の銀行は融資管理
を怠り、投資リスク対策がおろそかになっている」と、影の銀行によるリスクの高い信託
や債券業務の急拡大を厳しく批判し、透明性向上を求めた。

 

影の銀行には、
(1)既存銀行の貸借対照表に記載されない商業手形や信託融資
(2)銀行以外の高利貸金融
(3)ノンバンク−などがある。
有力経済誌「財経」によれば、総融資額は約24兆元(約384兆円)にのぼり、国内
総生産(GDP)のほぼ半分に匹敵する。



■隠れ借金

 

ここ数年、地方政府が傘下の投資会社を通じた起債などで資金を集め、公共事業を拡大。
影の銀行はその主要な担い手になり、企業や投資家に高利回りの金融商品として販売している。

 

採算性の低い公共事業に対し、銀行融資よりもはるかに高利の債券を発行して調達した資金
の返済は、極めて困難だ。だが、地方政府や投資家は「最後は国に“付け”を回す」算段だ。

 

中国政府は世界金融危機の際の景気対策で公共事業を急拡大し、地方政府債務は2010年末
時点で10兆7千億元(約171兆円)。その後も、鉄鋼、セメント、造船などの過剰生産は
常態化している。

 

税収難の地方政府は、投資会社を通じた起債で道路、鉄道、不動産開発などの公共事業を進め、
政府の成長目標(7・5%)越えに突き進む。さらに拡大した地方政府債務は、「20兆元に
達した」(項懐誠・元財政相)との見方もある。

 

中国の有力会計会社、信永中和会計士事務所の張克会長は「地方政府の債券発行をいくつか
検査したが、非常に危険なため、業務を全面停止した」という。

 

格付け会社フィッチ・レーティングスは4月、企業や家計部門を加えた中国全体の債務規模が
対GDP比で198%に達すると試算し、同国の国債格付けを引き下げた。

 

成長率の鈍化にもかかわらず、中国には投機資金が流入し続け、3月末の外貨準備は1300億
ドルも急増した。影の銀行の存在が、不動産バブル崩壊や投機資金の一斉引き上げを招き、
中国発の金融危機につながる最悪のシナリオ−。
米著名投資家は、事態回避のために中国に残された時間は「2年」と指摘する。



→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/130505/chn13050521170003-n1.htm


[,w400]


だから何度も触れた通り、シナ経済の成長率の数字なんて
全くアテにならないものです。内情はこんなものですからね。
党の地方幹部になれば、目指すは中央幹部。そのためには
何らかの実績を上げなければなりません。
その結果が、公共事業を邁進させ残った残債20兆元。
公共事業に充当する「起債」という概念はあっても「償還」
という概念はないですね。 その時になれば何とかなるという
実にシナ人らしい無責任な政策ですな。