北朝鮮、開城への食料搬入を拒否 貿易多角化で経済改善もくろむ？
稼働中断が続いている北朝鮮の開城工業団地をめぐり、北朝鮮は１７日、韓国側の現地進出企業が申請した
団地への訪問要請を拒否した。韓国統一省の報道官が明らかにした。
報道官によると、団地では食料の残りが少なく、韓国側企業は食料や医薬品などを届けるため北朝鮮に１７日
の訪問を打診していた。しかし、北朝鮮は同日、「現在の情勢（稼働中断）の責任は韓国側にある」と回答し、
立ち入りを認めなかったという。北朝鮮の対応について報道官は「人道的措置すら拒否したのは極めて遺憾」
と表明した。
北朝鮮は８日に団地の稼働中断を一方的に発表。既に自国労働者を撤収させ、韓国側の新たな立ち入りを認めて
いない。団地には現在も韓国側関係者約２００人が設備管理などのため残留している。
北朝鮮側は、団地を出ることは禁じていないが、韓国側では「機械設備の再稼働ができなくなる可能性がある」
などと完全撤収を不安視する声が出ている。
北朝鮮は１６日、声明で「（団地での北朝鮮側の）労働者の賃金は基本的な生活費にもならないが南（韓国）の
企業の利益は計り知れない」と、韓国側が一方的に利益を得ていると主張。
韓国側が「北朝鮮の数少ない外貨獲得源」とみなしていることをあらためて否定、反発した。
こうした中、北朝鮮が貿易の多角化によって経済破綻から脱却しようとしているとの見方が出ている。
朝鮮中央通信によると、北朝鮮の●（＝褒の保を非に）（ペ）学（ハク）・原油工業相らが１６日、イランで
開かれる原油化学国際展示会に参加するため平壌を出発した。自ら朝鮮半島情勢を緊張させ、金日成主席の誕生
記念日（１５日）など記念行事が続く、忙しい中でのイラン訪問だ。
韓国の聯合ニュースは、イランなど“対北制裁包囲網”に与さない国々との貿易関係を強化し、経済リスクを分散
させることで、北朝鮮は開城工業団地の中断による外貨不足や、中国が制裁を本格化させた場合の圧力をはねのけ
ようとしている−と分析している。
金正第１書記は３月３１日の朝鮮労働党中央委員会総会で貿易の「多角化、多様化」を進め、制裁を無力化するよう
指示した。
→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/130417/kor13041720340006-n1.htm
貿易の多角化？何を売るの？レアメタル？工業製品？それはない。
やはり兵器類でしょうな。貧乏人の核兵器である生物兵器、化学
兵器でも売るのでしょうか。ミサイルもセットにして。
