日台は友好国たるべし

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日台漁業取り決め 現実的な判断を歓迎する



沖縄県尖閣諸島の周辺海域での漁業をめぐる日本と台湾の間の18年越しの懸案が解決した。
日台で漁業資源保護の協力水域の設定などを柱とする取り決めが締結されたことを歓迎したい。


尖閣について、台湾は中国と同様に領有権を主張しているが、交渉では日台双方とも主権にはふれず、
トラブルが絶えない漁業問題の解決を優先して合意にこぎつけた。双方の現実的な判断と評価できる。

 

尖閣問題での対日共闘のシグナルを送ってくる中国に対し、台湾の馬英九総統は「連携しない」
との立場を表明している。日台の友好関係を背景にした取り決めが、尖閣を力ずくで奪取する構えを
見せる中国への牽制(けんせい)となる効果も期待したい。

 

取り決めの締結は、尖閣を固有の領土とする日本の立場の変更を意味しない。
取り決めは台湾漁船の日本領海侵入も認めていない。菅義偉官房長官は会見で漁業交渉にふれ、
「妥結した、しないにかかわらず、わが国の立場は変わらない」と述べた。
さらに明確なメッセージの発信が必要だ。

 

尖閣諸島八重山諸島周辺の海域はクロマグロなどの好漁場で、日本、台湾、中国の漁船が操業
するが、それぞれが主張する排他的経済水域EEZ)が重なり合う問題を抱えている。
とくに尖閣周辺を「伝統的漁場」とする台湾漁民は、日台間に漁業協定がないことから海上保安庁
巡視船に摘発される事例が多発している。

 

今回の取り決めは、日本のEEZの一部で台湾漁船の操業を認めた点で、台湾側により譲歩した線引き
となっているとする指摘もある。沖縄県漁民の権益が守られるよう台湾側にルール順守を強く求めたい。

 

台湾側は、日本政府による尖閣国有化に反発して昨年9月、漁船約40隻と海岸巡防署の巡視船12隻
とともに一時領海侵犯する騒ぎを起こした。中国がこれを「正当な行為」と支援する構えを見せたこと
から、問題の複雑化が懸念されていた。

 

日台の取り決め締結に中国国務院台湾事務弁公室報道官は「両岸(中台)漁民の漁業権益の維持は、
両岸双方に責任がある」と、中国抜きの交渉妥結に反発を示した。
軍事力を背景に自己に都合のいいルールを押しつける傲慢さも見え隠れしている。



→ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130411/plc13041103060004-n1.htm


まぁ何よりも丁度いい落とし所で結論が出たようで何よりですな。
日本も台湾も、お互い友好国であることが大事です。
もうこんなこと↓は止めましょうね。


http://www.youtube.com/watch?v=4BdjBUDUjso:movie,w600