大阪人を外交官に

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山陰中央新報】佐伯英隆・京大大学院教授「対馬まで
自国領と言い出す韓国、中韓などダメもと精神の国
譲歩は弱みにしか見えぬ」



先日、小生、南海電車大阪難波駅特急券を購入中、隣の窓口で同じく特急券を購入中の5人家族の親父
(おやじ)が「5人も買うんやから、ちょっとまけてー」とのたまった。


いくら5人分買うとはいえ、特急券を買う時に「まけてー」とは、さすが「なんば=ディープ大阪」の面目
躍如といったところであったが、それに対する窓口係員のとっさの応答がこれまた絶妙で「へぇ。気持ちだけ
まけさせてもらいます」ときた。



無論、1円も値引きはしないが、こういう会話のやりとりが、何の打ち合わせもなくとっさに成立するという
ところに、衰えたりとはいえ「商都大阪五百年」の伝統は健在と感じた次第であるが、この親父が同じことを
東京の電鉄会社窓口で言ったとすれば、窓口係員はどう応えて良いか分からず、固まってしまうに違いない。



そもそも、東京人およびその文化的価値観に従属する大部分の日本人にとって、百貨店で正札の付いた商品や、
乗車券を「値切る」などという厚かましい事は非常識かつ「はしたない」所業の極みであり、あり得ないこと
だという考え方であるが、大阪という土地には、おおよそ人間が決めることである以上は全てが「Negoti
able=交渉可能」であり、まずは要求を言ってみて、ダメでもともと、一部でも要求が通るか、相手が考え
込んでいるようなら、こちらの要求に正当性がある証拠なので、さらにもう一押ししてみる。
断られたら、お互いに根に持たず平和裏に要求を引き下げ、その間の交渉過程の刺々しさはユーモアでカバー
するという文化がある。



他の地域の人々は、大阪は日本のアジアだとか、中国や韓国、東南アジアといった大陸アジアにどこか似ている
と印象を持つらしい。
大阪市内の繁華街で生まれ育った小生ではあるが、東京生活の方がはるかに長くなった今となっては、そんな
ところも有るかなと感じるようになったが、最近の中国や韓国の領土問題に関する「ド厚ツカマシイ」言行と
それに対する我が国の対応の不味(まず)さを見るにつけ、どうも我が国には大阪的ダメもと精神の国々にどう
対応すれば良いかのノウハウが欠如しているように感じる。



世界には190内外の国があるが、9割以上は「ダメもと」精神の国であり、途上国はもとより、
一応先進国の集まりとされているOECD加盟諸国でもイタリア、韓国、メキシコなどは小生の印象ではダメもと
神の国である。
そういう発言や行動は「はしたない事だ」という精神構造を持った国は世界の中でごく一部にすぎない。



釣り銭をごまかすメキシコのタクシー運転手も、イタリア男のしつこいナンパも、次々と要求をエスカレートさせる
韓国人の精神構造もしかりであろう、 何でも最近は対馬まで韓国領だといい始めたらしい。
こういった「ダメもと要求」に対しては、南海電車の係員のユーモアまでは要求しないが、 まず、即座に、かつ
明確にNOの意思表示を相手と同じ程度の「声の大きさ」で行う事が必須であり、無言で固まったり、考えるような
様子を見せては火に油を注ぐ結果となることが多い。



そういう非常識な要求にいちいち反対の意思表示をするのは「大人げない対応」だと言う「知識人」が多いが、
彼らは本当に世界を知らない。
世界の9割の国にとって、こちらの譲歩は「友愛精神の発露」ではなく単なる「弱み」にしか見えないのである。



さえき・ひでたか 大阪府出身。東京大学法学部、ハーバード大学J・Fケネディ行政大学院卒。
1974年、通産省(現経産省)に入省。
ジュネーブ日本政府代表部参事官、島根県警本部長、通商政策局審議官などを経て2004年に退官。
現在、イリス経済研究所代表などを務める。



http://www.sanin-chuo.co.jp/column/modules/news/article.php?storyid=538157035&from=top


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以前から思っていたことですが、真っ当な考え方、愛国心と気骨にユーモアを
備えた大阪人(関西人)を外交官やら対外折衝を所掌する部署に配置したら
どうなんでしょうか。 口論・口喧嘩では負けません。
ここでマキャヴェッリの言葉を噛み締めてみましょう。
日韓関係、日朝関係、日中関係には、以下の金言が役に立つでしょう。



現実主義者が誤りを犯すのは、相手も現実を直視すれば、
自分たちと同じように考えるだろうから、それゆえ馬鹿
な真似はしないに違いない、と判断したときである。



(自分=日本 相手=シナ、南北チョン