日本も行政改革を

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腐敗の温床・中国鉄道省、解体へ 温首相が主導、最後の大仕事



中国で高速鉄道の建設などを管轄する鉄道省が、5日に始まる全国人民代表大会全人代=国会に相当)
を経て、解体されることが決まった。複数の中国政府関係者が明らかにした。
今回の全人代で引退する温家宝首相が主導したという。
大利権を背景に独立王国を築き、「腐敗の温床」と指摘されてきた同省は60年以上の歴史に幕を下ろす。


中国政府関係者によれば、解体に伴い鉄道省内の多くの部署が廃止、縮小される中、行政部門は「鉄道管理
総局」として交通運輸省に吸収される。実際の鉄道運行を担う営利部門などは国有資産監督管理委員会の下
に置かれ、国有企業「中国鉄道総公司」として再出発する。
鉄道省の職員は約210万人に上るため、移行作業が完了するまでに1年以上かかるという。
鉄道省幹部は「日本の国鉄民営化の経験は参考になる。将来的には地域ごとにいくつかの会社に分割すること
も視野に入れている」と話している。

 

戦争に備えて軍隊や武器なども輸送する鉄道省は共産中国の建国後、長い間、鉄道兵部隊を持つなど「準軍事
部門」の扱いを受けていた。近年、高速鉄道の建設ラッシュに伴う財政支出で巨大な利権ネットワークが形成
され、江沢民国家主席に近い政治家たちが同省を牛耳るようになった。



胡錦濤国家主席温家宝首相はこれまでにも、鉄道省を交通運輸省に吸収させようと試みてきたが、党内の強い
抵抗で実現できなかった。しかし2011年7月に浙江省で起きた高速鉄道事故の際には、鉄道省のずさんな
対応が国内外で批判された。鉄道相として絶大な権限を誇った劉志軍氏も汚職事件で摘発された。

 

温首相は鉄道省への批判が高まったことを受け「最後の大仕事」として同省解体を推進、李克強副首相の協力を
得て抵抗勢力を抑えたという。習近平総書記は反対しなかったとの情報もある。
解体により党内で江沢民派の勢力はさらに弱まるとの観測も出ている。



→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/130305/chn13030506540001-n1.htm



まぁ日本も他人事のような顔で見ていてはいけません。
シナの鉄道省は利権の温床でしたが、日本も利権というか始末が悪いことに
各省庁にぶら下がった外郭団体があります。
どれくらいの数かは、各省庁のHPにリンクされてますので、一度、
お暇ならご覧になってください。驚くほどの数です。
外郭団体はキャリア官僚、ノンキャリも含めた、天下り機関です。
仕事は主に主管官庁の請負業です。
経費は補助金(税金)で賄われているようです。
理事長、会長などを2〜3年勤めて退職金は2千万円なんてザラ。
そこを1人で何か所も渡る御仁もいますので、納税者にとっては
たまったものじゃありません。
日本の行政改革は、このヘンから片付ける必要がありますね。
しかし、シナの話に戻りますが、胡錦濤国家主席温家宝首相と
表のナンバーワン・ナンバーツーが試みても出来なかったとはね。
それだけ、江沢民派と軍部の力が強かったんですね。