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レーダー照射の意味 中国軍と党の関係に不安感



去る1月に東シナ海海上自衛隊のヘリコプターや護衛艦に中国艦艇から射撃管制用レーダーが
照射される事件が起きた。昨秋から日中間の軋轢が増す中、これは中国の軍事的な威嚇行動であり、
安倍晋三総理も「極めて遺憾」と表明している。
フジサンケイビジネスアイ拓殖大学名誉教授・茅原郁生)


レーダー照射は、自動ロックされていればレーダー照射の次の瞬間には発射につながり、国際慣例
では射撃やミサイル発射に直結する準戦闘行為と見なされている。
現にイラク戦争時、レーダー照射してきたイラク基地に対し、米空母は間髪を入れず艦載機で自衛
反撃を加えた事例があった。

 

パネッタ米国防長官が中国海軍のレーダー照射など強硬な行動に懸念を示し、このまま進めば緊張
事態のコントロールができなくなる恐れを警告したゆえんである。

 

通常、軍艦が備えるレーダーは航行のために海面や空中を広く捜索するレーダーがあり、航海の安全
を期している。その外に今回問題となった射撃管制用として特定目標に照射して大砲やミサイルの
射撃諸元をつかみ、目標に誘導する火器管制レーダーもある。
このレーダーは正確な測定を行うために波長が短く、照射は一点に指向される特性がある。



事件を起こした中国海軍のジャンウェイII級フリゲート艦「連雲港」号の場合、艦橋の上に主砲用
の343GA型火器管制レーダーが設置されている。

 

わが国は中国側に自制と再発防止を強く求め、外交ルートを通じて調査を要求した。
中国外交部の報道官は当初、報道で知ったと答えていたが、3日後になって唐突に全面否定。
「捏造」など居丈高に日本を非難してきた。そこには中国側の狼狽と困惑がにじみ出ていた。

 

しかし米国が警戒感を表明したように国際的な厳しい反応に対し、中国の回答は全面否定しかなかった
のであろうが、このことが逆に心証的には事件の真実性を示している。

 

それにしても中国側は一触即発の冒険的な行動がどのような影響をもたらすか、結果の重大性について
認識はあったのだろうか。

 


中国海軍では近年、艦艇・武器などハード面の近代化は進展したが、艦長など軍幹部の国際法規や慣例
への理解度やシーマンシップの成熟度には疑念が抱かれてきた。
さらにこの事件は中国における党と軍の関係や軍隊管理についても不安感を抱かせるものである。

拓殖大学名誉教授・茅原郁生)


→ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130226/plc13022611110007-n1.htm



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日本の領海を守る海上自衛隊海上保安庁



海上自衛艦にレーダー掃射をするわ、尖閣諸島排他的経済水域
EEZ)の境界線である「日中中間線」の日本側にブイを置くわ
もうやりたい放題ですな。
尖閣諸島の問題に関しては、党を置き去りで軍部が独走している
感じですね。
しかし、シナ軍に理屈(国際法規・慣例)は通じないならば、
今度は威嚇で艦対艦ミサイルを撃ってみたらどうですかな。
そして、核武装を本気で考えるべきです。