まあ急なことでしたから

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これも維新の現実 公認候補の辞退続出 準備はドタバタ


次期衆院選で「第三極」の核とされる日本維新の会で、立候補予定者の差し替えや公認辞退者
が相次ぐなど、擁立準備作業が混乱している。
変更は「選挙資金が用意できない」といったことが理由だが、太陽の党との合流もあり、政策
のすり合わせをしながらの擁立作業。あまりのドタバタぶりに、内部からは「次の心配は、
公示日に公認候補がちゃんと立候補届け出をしてくれるかどうか」という声すら上がっている。



公認は大幅減



「もうその地域での擁立はないと思っていいです」
24日、大阪市中央区の日本維新本部で開かれた第5次公認発表。地方紙記者の質問に、東徹
総務会長は力なく答えた。

 

維新幹事長の松井一郎大阪府知事は当初、候補者擁立目標を350程度と明言していたがトーン
ダウン。その後、「過半数の241人」、「全国の『1区』はすべて擁立」と、徐々に下方修正
してきた。

 

これまで候補者を明らかにできていない維新の空白区は7県。
東総務会長は「どこでも、という人がいれば空白区に立てる」と話すが、空白区はなかなか埋まらない。
「努力しているが時間がない。もう無理でしょ」とため息をついた。



相次ぐ差し替え



公認候補の発表は17日から始まり、計153人を公表。28日の7次公認で終了する見通しだが、
すでに5人が辞退を申し出ている。京都1区では別の候補者に差し替えたが、26日に辞退が発表
された埼玉6区、東京11区、香川1区はまだ代わりの候補が見つかっていない。
27日には新たに静岡7区の辞退も判明した。



維新によると、京都1区の元候補は発表翌日、「選挙資金の用意ができなくなった」と辞退。
他の候補者は「急な選挙になり、対応できない」などと時間不足を理由にあげている。

 

維新の候補者はもともと、公募が原則。竹中平蔵総務相を長とする候補者選定委員会で選抜、
1泊研修を経て決めるとしていたが、そうした仕組みも崩壊し、京都1区は辞退者の穴埋めのため、
公募を経ずに京都府議を選定した。

 

ある維新の地方議員は「公募のルールを無視してだれでもいいから擁立しろという状態。選考基準
がわからず、ガラクタ市のようだ」と語った。



日程変更も続々


 
地域政党大阪維新の会」を母体とする日本維新は、大阪の党本部の常勤スタッフがまだ4、5人
しかいない。
公認候補の半数にあたる約80人はこれまで選挙運動にゆかりがない「完全に選挙の素人」(維新
関係者)だという。大阪維新所属の地方議員らを総動員するなどして、選挙態勢を組んでいるものの、
膨大な事務作業に追われ、発表資料のミスや手違いも多い。

 

例えば、公認候補発表の際のリストで性別や氏名の漢字を間違っていたり、記載していた候補者の
携帯電話が別人の番号だったことも。公約発表の日時も変更が相次ぎ、広げた大風呂敷の対応に
追われる格好となっている。



→ http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121127/waf12112713240012-n1.htm


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