ある少年(青年)の死

競馬


1998年、8歳の誕生日に、少年は生きたままガソリンで焼かれた。
テキサスのロビー・ミドルトンくんは、13年後の2011年、その火傷に起因する癌で亡くなった。
彼を燃やした男、ドン・コリンズ(27)は、当時13歳。今の今まで、ロビーくんの事件では「無罪」状態だった。



そのため、ロビーくんは亡くなる直前、17分間のビデオで事件の真実を語り、刑事事件としての追求をうながした。
その証言で明らかになったのは、、ドン・コリンズにレイプされていたという事実だった。
当時13歳のコリンズは、ロビーくんの誕生日の2週前にレイプしていた。燃やしたのは、その口封じのためだった。



ロビーくんは皮膚の99パーセントを火傷したが、200回におよぶ治療に耐え、生き抜いた。
そして13年後。亡くなったのは21歳の誕生日から数週間後。



ロビーくんが最後に告白したのは、コリンズに犯罪を重ねさせないためだったという。
実際にコリンズは16歳のときに8歳のいとこに対して性的暴行をして逮捕されている。
家族は民事訴訟でコリンズを訴えていて、2011年に米国の歴史の中で最大となる1500億ドルの
賠償金を勝ち取った(もちろんほぼ支払われない)。



コリンズはなぜ今まで逮捕されなかったのか。
彼は容疑者として名前が挙がっていたが、当時はまだ未成年だったため、法に守られていた。
しかし、ロビーくんが死亡したことで、少年犯罪を扱う弁護士から、地方検事局に仕事は移った。
大人としてのコリンズを起訴するために、当局は12月から公聴会を開く。



ロビーくんの誕生日の日、コリンズは彼を捕まえ、ガソリンを彼の顔にかけた。
ロビーくんは、よろめきながら、木にもたれかかった。コリンズは釣り糸のようなもので彼を木に
括りつけた。
そして、火をつけた。
木には、彼の体の輪郭が、はっきりと焦げあとになって残ったという。



コリンズは8歳の少年の暴行で2001年に有罪判決を受け、4年間を少年院で過ごした。
その後は窃盗などで有罪判決を受けている。また、性犯罪者としての登録を拒否。
現在は別の罪で刑務所にいて、2012年に仮釈放を迎える。



彼が釈放された場合、彼がどこに住んでいても、住民は彼の存在を知らないまま過ごす
ことになるという。


http://maash.jp/archives/16334  "原文maashより"



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