挫折経験を胸に、茨の道に切り込む新総裁
事実上、次の首相を選ぶとされた自民党総裁選を制した安倍晋三新総裁だが、前途は必ずしも平坦
ではなく、むしろ遠く険しいいばらの道だ。
首相在任時にやり残した「宿題」を片付けるためには、まずは政権を奪還しなければならない。
高い理想と保守的理念に反発し、足を引っ張ろうとする勢力も待ち受ける。
首相辞任後の5年間、「挫折を含めさまざまなことを学んできた」という安倍氏の真価が問われる。
「政権奪還は決して私たちのためでも自民党のためでもない。まさに日本を取り戻す。
日本人が日本に生まれたことを幸せと感じ、子供たちが誇りを持てる日本を作っていくためだ」
安倍氏は新総裁就任のあいさつでこう強調した。総裁選への出馬で、「政権をほうり出したひ弱な政治家」
などと多方面から誹謗中傷の矢が飛んでくるのは分かっていた。
それでも、国難を迎えた時代には自身が先頭に立つしかないと覚悟を決めたのだろう。
憲法改正、集団的自衛権の行使容認、教員組合活動の適正化、公務員制度を含む行政改革、道州制を
前提とした地方分権の推進…など、安倍氏が総裁選で掲げた目標や政策の多くは首相時代に着手した
ものの未完成となったテーマだ。
また、根拠もなく慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」の見直しや靖国神社への参拝など、総裁選の
論戦の中で明らかにした方針も注目を集めている。
どれも日本が戦後の占領体制から決別し、独立国として生存していくための当たり前の施策だが、
首相時代には反対勢力のすさまじい攻撃を浴びた。その急先鋒の朝日新聞は、総裁選告示前の7日付の社説で、
早くも安倍氏の歴史認識に関して「首相再登板をねらう政治家として、思慮にかける」「一国の政治指導者
として不適格だ」などと牽制球を投げている。
安倍氏の在任中、メディアは「消えた年金問題」や「政治家の事務所費問題」について大々的に報じて責任を
追及した。ところが、安倍氏が退陣すると、新たに同様の問題が発覚してもほとんど取り上げられなくなった
のは記憶に新しい。
教育基本法改正、防衛庁の「省」昇格、国民投票法成立など、安倍氏がリーダーシップを発揮して成し遂げた
歴史的成果は少なくない。だが、それを正当に評価する声は、反対勢力による批判の大合唱の前にかき消され
ていった。
「われわれは安倍さんを単騎駆けさせ、討ち死にさせてしまった」
安倍氏が病を得て辞任した際、側近議員の一人はこんな反省の弁を述べた。
霞が関の高官は「(当時)53歳の安倍さんは若さゆえに嫉妬の対象となり、支えるべき自民党側も『お手並み拝見』
という態度だった」と語っていた。
安倍氏は今後、過去の経験に学び脱皮した姿を見せる必要があるだろう。
一方、党側は決選投票まで行って選んだ新総裁を、今度こそ「単騎駆け」させずにきちんと支えていくべきなのは
言うまでもない。
→ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120927/stt12092701010007-n1.htm
また、売国・国賊朝日新聞が反安倍勢力の急先鋒になろうが
当時と現在では状況が違います。
領土問題にしても、竹島は日本は国際司法裁判所に提訴する予定
であり、尖閣諸島問題は、トウ小平氏との「棚上げ」から
日本の実行支配へと変わりました。
そして、その間を通じて、如何にバ姦国やシナが汚く狡賢く
反日的だということが国民に浸透しつつあるということです。
恐らく、次の総選挙後には首相になるでしょう。
あの阿呆の野田だってここまで出来たのだから、安倍政権には
いやでも期待が高まってしまいますね。
まぁ、当分は野党第一党の党首としての、腕前拝見でしょうか。