首相、声荒らげ「証拠を」…中国大使巡る質疑
野田首相が12日の衆院予算委員会で、東京都による尖閣諸島購入に異議を唱えた
丹羽宇一郎中国大使を巡る質疑の中で、声を荒らげる場面があった。
新党きづなの内山晃氏が丹羽氏の更迭を要求した際、丹羽氏が伊藤忠商事出身である
ことから「まるで商社の権益を優先して、国益をないがしろにしている」と発言した
ためだ。
首相は「丹羽氏の発言や我々の姿勢を批判するのは構わないが、『商売のようなこと
をやっている』と言うなら証拠を挙げてほしい」と内山氏に迫った。
その上で、「(丹羽氏の)発言は不適切だったが、玄葉外相が注意し、深く反省して
いる」と述べ、更迭には応じない考えを示した。
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