若者に投資を!

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『T−山本の短機損機』若者にもっと投資を


 日本の人口が昨年1年間で20万人も減少しました。少子高齢化が叫ばれて久
しいですが、数字で表されると改めてそれを実感します。結婚しない、子供を
持たない人たちの多くが経済的理由を挙げています。子ども手当や、子育て支
援策等の対策も重要でしょうが、そもそも雇用や就労形態の改善による安定し
た収入の実現無くして、人口減に歯止めをかけるのは難しいでしょう。


 第一生命経済研究所の熊野首席エコノミストは、「若者に投資しない社会は
没落する」として、企業が採用を抑制したり、若者への賃金分配を減らし続け
ていることを止めない限り、日本の豊かさは失われていくと警鐘を鳴らしてい
ます。


 具体的な数字で見るとはっきりしますが、1999年に20歳代以下の勤労者に配
分した雇用者報酬総額が55兆円であったのに対し、昨年はそれが37兆円まで減
少しています。若者の人数が減ったことに比例して報酬額が減少することは当
然という考え方に熊野氏は疑問を呈しています。(雇用を増やすか、一人当り
の報酬を引き上げることをしないのは、縮小均衡のメカニズムにはまっている
と批判)


 人的投資の抑制はコストのみならず、教育の欠如、スキル不足に直結します。
すでに労働力が余剰であるにもかかわらず、スキルのある人材は恒常的に不足
する現象は長く続いています。企業も一人当りの人的投資を増やすような施策
を取るべきですし、そうしないと競争力がますます弱まっていくでしょう。昔
は上司や先輩に怒鳴られながらOJTを受け一人前になっていきました(それ
とともに給料も上がっていきました)が、今そんなことをやっている企業は果
たしてどれぐらいあるのでしょうか。



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