まさに亡国のトロイカ

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亡国のトロイカ… 小沢氏「PACなんとか」 
鳩山氏「次はパレスチナ」 菅氏「脱原発で国政選挙を」



政権交代の牽引役となり「トロイカ」と呼ばれた民主党小沢一郎元代表鳩山由紀夫元首相、菅直人前首相が
12日、そろい踏みで政権を大きく揺さぶった。
消費税増税を掲げ、先の衆院選マニフェスト政権公約)を踏みにじる野田佳彦首相がそれほど憎いのか。
外交・安全保障やエネルギー政策をも踏みにじる3人はもはや「亡国の徒」となりつつある。


PAC3はナンセンス


「PACナントカというパトリオットミサイルですか。本当の事態は予告なしに来る。何日もかけてロケットを
あちこちに運ぶのは全くナンセンスだ!」


12日昼、小沢氏は自らのグループ会合で、北朝鮮の「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイル発射予告を受け、
政府が「万一」に備え地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)を配備したことを批判。
静まりかえる約100人を前にさらに続けた。

 
「日本の影響力は西側同盟国からほとんど評価されていない。政府がしっかり意見と政策を打ち出せないが故に
普天間飛行場移設問題であれ何であれ、日米間で齟齬(そご)が生じている」

 
消費税増税に反対し、倒閣を宣言した小沢氏だが、外交・防衛政策をここまであしざまに罵(ののし)るならば
与党にとどまる理由はない。しかも米軍普天間飛行場移設問題をこじれさせたのは、鳩山政権であり、幹事長
として権勢を振るった小沢氏にも責任の一端はある。


無責任外交なお


パレスチナに来てくださいと申し出があったのでできるだけ早いうちに訪れる機会を持ちたい。私どもは民族
自決を支持します」

 
鳩山氏は12日、来日中のパレスチナ自治政府アッバス議長と都内のホテルで会談後、記者団にこう語った。
イランでアフマディネジャド大統領と会談し、政府を混乱させた責任はなお感じていないようだ。

 
1年ほど休眠状態だった「東アジア共同体議員連盟」も再開。「さまざまな協力関係が東アジアでできつつある。
東アジア全体を戦争の問題を含めてとらえ、未来志向で物事を解決していこう」と力説した。

 
鳩山氏に、東アジア共同体構想に対する米側の不信に配慮する考えはない。首相は29日から訪米予定だが、
鳩山氏が党最高顧問にとどまる限り、オバマ米大統領の信頼を勝ち得る可能性は極めて薄い。


脱原発」路線にひた走る菅氏は12日、民主党有志の「脱原発ロードマップを考える会」を発足させ、原発再稼働
をこう批判した。

 
「電力供給側に立った議論に惑わされず、私たちがどんな選択をするかを踏まえた活動が必要だ。供給側は需要状況を
どう理解して足りないと言っているのか言及していない」

 
首相は大飯原発再稼働の方針を固め、次期衆院選では原発の争点化を避けようと躍起だが、菅氏に「国民の原発不信
を助長した」との自覚はなく、あいさつの最後をこう締めくくった。

 
「次の国政選挙で国民の大きな選択肢になるよう運動に広げたい!」


→ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120412/plc12041223340029-n1.htm