【朝日新聞】
「鳩山元首相はいったい何をしに、イランに行ったのか。
さっぱり意味がわからない。もう、見ていられない」
これは外交とは言えない。
鳩山元首相はいったい何をしに、イランに行ったのか。残ったのは「言った、言わない」の空騒ぎだけだ。
イラン大統領府は、アフマディネジャド大統領との会談で、鳩山氏が「国際原子力機関(IAEA)はイラン
など一部の国に二重基準を適用しており、公正ではない」と語ったと、ホームページに掲載した。
これに対し、おととい帰国した鳩山氏は「完全な捏造(ねつぞう)だ」と反論した。
結局、在日イラン大使館は鳩山氏に謝罪し、該当部分を削除した。
いま、イランの核開発は、国際社会の最大の懸案の一つだ。軍事衝突も招きかねない緊張状態にある。
今週にはG8外相会合や、国連安全保障理事会の常任理事国など6カ国とイランとの協議も予定されている。
もし、鳩山氏が核開発への日本政府の考え方を伝える特使だったのなら、微妙な時期の訪問もまだわかる。
だが、首相や外相の中止要請を振り切って行った。
そして「首相経験者として国益のために働くことができるのではないかという思いから、このタイミングで行かせて
いただいた」と説明するだけだ。
さっぱり意味がわからない。
もとより、議員外交の重要性は認める。政府間の関係が悪化したときに、議員交流で信頼関係を修復する。
軍縮など政府の腰が重い分野で、各国の議員が連帯して政府の背中を押す。そんな効用は間違いなくある。
だが、現下のイランに、のこのこと出かけて行くのは百害あって一利なしだ。
案の定、「日本がIAEAを批判している」と吹聴されかけた。
そもそも、鳩山氏は外交を何だと心得ているのか。
沖縄の米軍普天間飛行場の県外移設を宣言し、米大統領に「トラスト・ミー」と言った揚げ句に断念した。
その際に「米軍の抑止力」の必要性を語ったが、首相退任後には「方便」だったと述べて国民を驚かせた。
先月も、民主党訪問団と同時期に訪中し、習近平国家副主席とそれぞれ会談していた。あれも何だったのか。
鳩山氏は首相退任時に公言した「任期限り」の議員辞職を撤回している。
一方で、母親から毎月1500万円をもらっていた件は、秘書の有罪確定後もだんまりを決め込んでいる。
こうした言動が、国民の政治不信を増幅させ続けている。
それでも対外的には「元首相」の肩書は重い。もう外交にしゃしゃり出るべきではない。お騒がせは、たくさんだ。
asahi.com 2012年4月11日(水)付
さすがのアカピーも見てられないという超最低レベルということか。
地元の北海道新聞はどう報道しているのかな。
もうどうでもいい人なので深追いはしませんけどね。
因みに、このバカ野郎を外交顧問に据えた野田も大馬鹿野郎ですな。